アーカイブ

‘雑感’ カテゴリーのアーカイブ

日本三大ザビエル公園

2022 年 11 月 25 日 Comments off

鹿児島を歩く。天文館界隈。ザビエル公園。

堺にもザビエル公園がありますが、こちらは鹿児島のザビエル公園。明治時代にザビエル来日を記念して教会ができ、空襲で焼失し、戦後に公園として整備されたという。ザビエルが当地を訪れた…ということではないらしい。

ザビエル公園は、あと山口県にもある。堺のザビエル公園。鹿児島のザビエル公園。山口のザビエル公園。これを日本三大ザビエル公園といいます。ウソです。勝手に命名しました。


カテゴリー: 雑感 タグ:

鹿児島。城山墓地。西郷どんの墓。25年ぶりの再訪。

2022 年 11 月 25 日 Comments off

鹿児島。城山墓地。西郷どんの墓。25年ぶりの再訪。

桜島がようみえる。


カテゴリー: 雑感 タグ:

鹿児島。西郷隆盛生誕の地。

2022 年 11 月 25 日 Comments off

鹿児島。西郷隆盛生誕の地。スポット公園のように整備されていて、隣には西郷従道の生誕の碑もある。大きさが違いすぎる。

近くには大久保利通の生誕の地もあり、そちらはなんと駐車場であった。西郷と大久保の人気の差を感じる…。

西郷どんが人気者すぎてつらいが、近代日本を形作ったのは間違いなく西郷どんではなくて大久保利通。プロシア(ドイツ)のビスマルクをモデルに官僚統制による中央集権国家を強いて、それが現在まで機能している。

すでに大久保モデルは完全に時代遅れで限界、破綻寸前で、もはや現代日本の社会閉塞の病原、宿痾のようになっているが、しかし国家百年の大計ではあった。

こんな大政治家はもう出てこんでしょうな。世界は環境主義を尊重するグローバリズムと、地方自治、都市自治を軸にするローカリズムに分権化されていく。「国家」が解体されていく時代ですから。


カテゴリー: 雑感 タグ:

鹿児島市。城山。西郷洞窟。西南の役の最後、西郷どんはここの洞窟の中で人生最後の5日間を過ごした。

2022 年 11 月 25 日 Comments off

鹿児島市。城山。西郷洞窟。西南の役の最後、西郷どんはここの洞窟の中で人生最後の5日間を過ごした。

西郷軍は500名足らず。官軍は3万名。勝敗はすでに明らかだが、総攻撃の前夜に官軍は銃撃をやめた。ウソのように静まり返る夜で、翌朝、総攻撃をする、その前触れだと西郷側にも伝わる。西郷たちはすべての食料、酒を分かち合って、ささやかな宴席を囲んだ。

このとき、官軍の軍楽隊が西郷軍に向けて、ショパンの『葬送行進曲』とヘンデルの『見よ、勇者は帰る』の2曲を演奏したという。暗い洞窟の中で西郷はその曲を聴いて何を思ったか。

いまは観光名所。洞窟の周りは市街地化して、バスも来るし、温泉もあるし、「おみやげセンターせごどん」とかいうお土産屋さんもあるし、「最GO-KIDS保育園」(西郷キッズ?)なんて保育園まであった。


カテゴリー: 雑感 タグ:

案内板の中で少し気になったのが薩摩焼の案内。これは僕の曽祖父母に関連する。

2022 年 11 月 25 日 Comments off

鹿児島市。甲突川沿いを歩くと、あちらこちらに歴史案内板がある。NHK大河ドラマの『西郷どん』効果らしい。

近年は川沿いに「維新ふるさと館」というハコモノもできたようで、そこに至る道程に、これでもか!と、どこもかしこも同じような「西郷どん万歳!」「明治維新万歳!」「薩摩藩万歳!」みたいな案内板があるので正直みててイヤになってくるw

史跡案内、石碑とかは、その現場にあるのがいい。あまり縁もゆかりもない川沿いにワンサカと史跡案内板を作られても正直、ピンと来ない。

案内板の中で少し気になったのが薩摩焼の案内。これは僕の曽祖父母に関連する。 

曽祖父・陸奥利宗の妻は薩摩藩士で鉄砲師範役の小山田家の娘ヲカ。このヲカにはタカという姉がいた。さすが鉄砲師範役の一族で「鷹」とか「岡」とかなんとなく鉄砲撃ちに関連がありそうな名前で笑う。

それで、じつは、このタカが嫁いだのが薩摩焼の苗代川窯の陶工の鮫島訓石だった。要するに曽祖父・陸奥利宗の義理の兄です。

この鮫島訓石は有名な沈壽官一族(白薩摩系)と並ぶほどの薩摩焼の名手だったそうで、とくに黒薩摩の評価がいまでも高いとか。

また訓石の作品は大阪・新世界で開かれた第5回内国勧業博覧会(1903)に出品されていて「古銅紋彫刻花瓶」などが記録にある。当時の代金は300円。現在の価値でいえば約600万円ぐらい。逸品ですな。

苗代川陶工は秀吉の朝鮮出兵で連れてこられた朝鮮陶工の一族。司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』の舞台でも有名です。

いまも苗代川には鮫島佐太郎窯(鮫島訓石の弟子筋)が現役で活動しているとか。いっぺん現地に行ってみたいんですが…。今回は行けなかった。市内を歩き回っただけで終了でした。


カテゴリー: 雑感 タグ:

鹿児島市。示現流史料館。まち歩きしていたら発見してこれは行かねば!と向かうと休館日。無念。

2022 年 11 月 23 日 Comments off

鹿児島市。示現流史料館。まち歩きしていたら発見してこれは行かねば!と向かうと休館日。無念…。

説明によると、ここは示現流を広めた東郷家の屋敷跡という。

僕の曽祖父の陸奥利宗は大蔵省専売局の書記として鹿児島県出水市、鹿児島市と赴任した。その時代に薩摩藩士・小山田家の娘ヲカと結婚している。

つまり僕の曽祖母は鹿児島の人で、僕には8分の1ほど鹿児島人、薩摩隼人の血が流れていることになる。チェスト!

ヲカの父は小山田休次郎といい、この人は幕末の「七卿落ち事件」のさいに五卿を守るために太宰府・延寿王院に配属された…という文献を読んだことがあります。

ちなみに、この時の公家の随従には、のちの陸援隊・中岡慎太郎がいたので、休次郎もなにかしらの交流があったかも知れない。

そして、その休次郎の養父・小山田真蔵は馬場道與流という鉄砲術の師範役だったという。その弟子に西郷嫌いで有名な市来四郎がいる。

鉄砲術の流祖たる馬場道與なる人物は、あの武田信玄に仕えていた馬場信房(武田四天王。不死身の鬼美濃である。長篠合戦でしんがりを務めて壮絶な戦死)の孫だそうで、おそらくは武田家(馬場家)滅亡後、武芸者として諸国を渡り歩いた…といった人物だと思われる。

名門武家が没落した後によくあるパターンですな。ただ、もしかしたらニセモノで、「自称・馬場信房孫」という可能性もありますがw

この「馬場道與流砲術」はどんなものであるのか?長年、謎だったのですが、いろいろと調べたら『武教綱領要歸鈔』という著書があり、それが馬場道與が書いたものとか。

では、この『武教綱領要歸鈔』はどこでみれるのか?と調べてみたら、なんと岩手県一関市の芦東山記念館に収蔵されているという。国立国会図書館にもない。また岩手いった時に調べないといけない…。

示現流は剣術で、道與流は砲術。刀と鉄砲という違いはあるにしろ、同じ武芸ではあるので、もしかしたら僕の祖先の小山田家の誰かは東郷家と交流があったかも知れない。


カテゴリー: 雑感 タグ:

お題目を一緒に唱えよう

2022 年 11 月 6 日 Comments off

去年の11/4早朝が父が倒れた日。まち歩きフォトスゴロクをやる予定だったが白河から急遽、大阪に蜻蛉返りした。福島県立博物館のみなさん、白河エマノンのみなさんにはその節は大変、お世話になりました。深く感謝しています。

父は11/4に倒れて、11/26に旅立ったが、この「生きているのか死んでいるのかよくわからない」状況の父の23日間は、自分の頭というか、精神というか、魂がまったく落ち着かなかった。常に微熱のような、フワフワした、地に足がつかない浮遊感覚。

こんなことをいうと随分と僕は父と仲が良かったように思う人もいるかもしれないが、全くそんなことはなく。15歳の時に僕はもう家を出てバイト三昧で、精神的には家とは断絶していて、正直、僕と父とは生き方も違えば、考え方も違い、趣味も特技も性格もまるであわない。一緒に酒を飲むなんて体験をしたこともない。いや、そもそもまともに面と向かって話をしたことがない。

それぐらい疎遠な、他人のような関係性であったのに、父の危篤と死が僕に与えた衝撃(?)は大きかった。だから世の中の普通の父・息子や、仲良しの父・息子はどれだけ大変であるか。考えてみれば、自分の存在の2分の1の出所がロストするわけで、こういうのは理屈ではなく、身体的に、霊的に、喪失感に襲われ、クルものがある。

古代中国では親が死ぬと3年間は喪に服したという。要するに3年間ぐらいは親の死によって日常生活に支障があるほどの精神変容が起こると考えた方がいい。僕は全くそんなことはないが、ふと涙が止まらないとか、いきなり泣き崩れる人がいても、そういうものだろうと思う。情緒不安定になって当然。

母はちなみにいまだに泣く。すぐ泣く。何かあったら泣く。二言目には「お父さんが生きていたら」といって泣く。まあ、しかし団地住まいでよかったなぁと思うのだが、父が死んでから団地内の「夫に先立たれた独居高齢女性コミュニティ・ネットワーク」(?)に迎えられて、あっちこっちでお茶したりしている。

古い団地は、もう独居の高齢女性だらけです。男の方がやっぱり先に死にますからな。それで父が死んだら、それまで全くお付き合いをしたことがない団地の高齢女性があちらこちらから大挙としてやってきて父の位牌に線香を上げ、それで一気に母の交友関係は広まった。こんときに「お見舞いです」というて、みんな同じ「むか新」の菓子をもってくるから、「むか新」は食べ飽きるぐらい食べました。それで母はみなさんと「仲間」になった。

父がいるうちは「あそこはまだ旦那が生きてるから…」と誰も交流しようとしないんですな。父が死んだら、あっというまに団地コミュニティの「主流派」「多数派」(団地では、もはや独身高齢女性が最大多数です)に飲み込まれてしまった。ある意味、派閥みたいなもんですわ。派閥。

中にはちょっと変な人もいて、初めて母とまともに話をしたのに、いきなり「香典なんぼもうた?」とか聞いてきた高齢女性もいました。うわあw

母はしかし長く霊友会の集いの場を仕切ったりしていたからベシャリがうまい。芸人みたいな切り返しをして、めちゃくちゃ社交的な人間だったりする。最近はその「傾聴力」「対話力」が高く評価されて、聞き役になり、団地の悩み相談係になったりしている。このあいだは「78歳のダンナに浮気された」という高齢女性の相談にのったという。※これがまた本当かどうかよくわからないらしい。なんせ高齢者だから勘違い、思い込み、被害妄想、ボケの可能性が否定できない…。

まあ、しかし団地は高齢男性少ないですから。生き残った高齢男性はモテモテやそうですな。齢70、80にしてモテ期到来。男性諸君、長生きせなあきまへんw

母のボヤキが面白かった。「霊友会やったらどんな悩みも最後は『お題目を一緒に唱えよう』で話が終わったけど団地の人はそれが使えないから困る」


カテゴリー: 雑感 タグ:

【神奈川県】ニュースパーク(日本新聞博物館)の尾高さんの投稿をシェア!青学、立教大学の学生さんたちが全国130紙でまわしよみ新聞です!

2022 年 11 月 6 日 Comments off

【神奈川県】ニュースパーク(日本新聞博物館)の尾高さんの投稿をシェア!青学、立教大学の学生さんたちが全国130紙でまわしよみ新聞です!

「日本全国各地の地方新聞130紙でまわしよみ新聞ができる!」というのがニュースパークさんの凄いところです。まわしよみ新聞の全国サミットで毎年、ニュースパークさんでまわしよみ新聞をやりますが、毎回、新しい発見が必ずある。

地方独自の知恵や発想や企画が実に興味深い。そういう地方ネタ、地域ネタを丁寧に追いかけている地方新聞は面白いし、刺激的やし、新しいアイデアの宝庫です。地方新聞の時代やなあと本気で思いますな。

仕事とか出張で地方に行くと、ついつい地方新聞を買いますが、これ、オススメです。ほんまに。

———————————

●大学生×全国130紙でまわしよみ新聞@日本新聞博物館
横浜のニュースパーク(日本新聞博物館)の尾高です。明治大学の酒井信准教授が、非常勤出講先の大学生も連れて来館くださり、毎回、まわしよみ新聞体験を指定してくださいます!9月6日は青学社会情報学部、今日11月5日は立教大学文学部の皆さんと。未知のもの(紙の新聞)を体験する時間で感じたことを、いつかどこかで思い出してくれることを祈っています。


カテゴリー: 雑感 タグ:

出水は江戸時代より煙草の名産地として知られていた

2022 年 11 月 5 日 Comments off

久しぶりの陸奥家ファミリーヒストリー。僕の曽祖父・陸奥利宗は戦前、大蔵省の役人で専売公社にいた。

曽祖父(明治12・1879年生まれ)が24歳の時、明治36年(1903)に赴任したのが鹿児島県出水郡上出水村にあった出水専売支局。

今度、熊本県津奈木町に仕事でいくので、ちょっと出水市にも足を延ばせるかな?(電車で30分ほど)と出水市の郷土資料を調べていたら面白い記述に出会った。なんでも曽祖父の専売公社にいた神山隆文が、はじめて出水地方に自転車を持ち込んだとか。この人は支局長らしいので曽祖父はこの「ハイカラ」な上司の下で働いていたことになるw

また出水は江戸時代より煙草の名産地として知られていたそうで、だから出水に専売公社ができた。天皇陛下が吸う煙草も出水で作られていたとか。煙草職人には名誉なことだが職人に選ばれると家系図、親戚を調べあげられ、斎戒沐浴をして注連縄の結界の中で天皇陛下の煙草を作成したという。

ただ出水では伝統的に「尻敷き」という方法で煙草の葉を伸ばす。これが天皇陛下の吸う煙草だから「不敬罪」という話になった。大豆の袋で押し付けたりしたが、うまいこといかない。試行錯誤した結果、結局「尻敷き」が復活することになった。しかし専売公社から煙草職人たちに厳しいお達しがでた。「絶対に放屁してはならない」。そのためにわざわざ警察官が巡回したという。

ウソみたいな話やが、出水の郷土資料にちゃんとそのように書いてあるw 曽祖父・利宗は出水の専売公社で一体、どんな仕事をしていたのか?と思っていたが、なかなか愉快な現場やのう…。


カテゴリー: 雑感 タグ:

大阪の老舗喫茶では時折「エンゼル」と「キューピッド」を見かける。

2022 年 10 月 26 日 Comments off

大阪の老舗喫茶では時折「エンゼル」と「キューピッド」を見かける。キューピッドは「カルピス+コーラ」。エンゼルは「カルピス+ミルク」。

おそらく「カルピス+ミルク」は森永の何かしらの商品(森永コーラス、森永ミルク、森永アイス、森永ヨーグルトなど)をイメージさせるような「甘さ」があり、森永といえば天使(エンゼル)マークなので、そこから「エンゼル」と呼ばれるようになったのではないか?と推測。

その後、カルピス+コーラがでてきたさいに白(カルピス)+黒(コーラ)の混合で、エンゼル(白)だけどイタズラ好き(黒)な存在として、それで「キューピッド」が命名されたのでないか?と推測します。

以上、陸奥説です。知らんけど。


カテゴリー: 雑感 タグ: