戦前日本では歴史教科書というのは1種類だけやったとか
2013 年 3 月 28 日
戦前日本では歴史教科書というのは1種類だけやったとか。1つの教科書で「皇国史観」というやつを植え付けられて、国民は国家の都合のいいようにコントロールされていたわけですが、敗戦後は色々と反動が起こって、「これではいかん。多様な歴史観が必要だ」ということで現行の認定教科書制度が始まりました。その結果、確かに歴史教科書も7冊、8冊といろんな教科書が出ているわけですが、しかし、結局、学校の現場で、小学生、中学生、高校生が教えられるのはそのうち「1種類の教科書」だけですから。じつは戦前も戦後も「1つの教科書(1つの歴史観)で歴史を教えられる」という現状はまったく変わっていないわけです。この奇妙さ。拙さ。危険性。
歴史は7つ、8つと数多くの教科書をまわしよんで勉強せんとあきません。そうすることで、ようやく「多様な歴史観」を育むことができる・・・まわしよみ教科書の狙いもココにあります。
■3月27日(水)19時~ 第1回まわしよみ教科書~中学校教科書「歴史」7冊をまわしよんで勉強する!~
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カテゴリー: 雑感