南御堂
2013 年 5 月 8 日
本日は南御堂のこちらのイベントにいっておりました。釈さんのコーディネイトで、中沢新一さんと玄侑さんがゲスト。
中沢新一さん
「東京のあと大阪アースダイバーをやって、なぜ京都をやらないのか?とよくいわれる。理由の第一は京都は新しいから。また盆地で海民がいないからおもしろくない。いまは九州アースダイバーをやっている。博多なんかはまるで大阪と一緒」
「釈迦の説いた仏教ですら普遍性はなく、あの時代の、あの社会状況の中にあったからでこそ適応する仏教」
「船場商人は手形を発明し、信用で商売をした。現金がきらいだったのではないか?」(←個人的にはこの中沢さんの指摘は色々と考えさせられました)
玄侑さん
「中尊寺の象牙はアフリカ象。単純に京都(陸路)から平等院的な浄土思想がやってきたのではなく、世界的な海のネットワークによって浄土思想が伝播してきている」
「古事記・日本書紀を読んでいると、古代の神々は一人神であったのに、突如、二人神に変わっていく。これは道教伝播の影響」
釈さん
「いろんな国の仏教徒と話をして感じるのは、じつはどこにも純粋な仏教なんてのはないということ。必ず地域性や時代性を帯びている」
「生産性はないが、いまの若者は小さいコミュニティを作るのが非常に上手い。上の世代は誰もそのことを評価しないので、いま、あえて、積極的に評価しようとしている」
他にもいろいろとナナメな発言があったんですが内緒ですww いやぁ、おもしろかった!!
カテゴリー: 雑感