なんだかんだで、明日・明後日(9/21、22)はいよいよ日本最大の市民メディア交流イベント「大阪メディフェス2013」(應典院にて)。早いもんですな。
とくに明日の21日は大阪メディア体験として6つのプロジェクトが用意されていて、「カフェ放送てれれ」「釜ヶ崎まち歩き@ココルーム」「まちライブラリー@大阪府立大学」「2畳大学」「なるへそ新聞@ブレーカープロジェクト」の中に混じって「まわしよみ新聞」も参加してるんですが、よくよく考えると、てれれさん、ココルームさんは「10年選手」で、まちライブラリーさん、2畳大学さん、なるへそ新聞さんも5年以上はやっていて、じつは「まわしよみ新聞」がスタートしてまだ1年も経っていないというヒヨッコ新参メディアなんですな^^; 「まわしよみ新聞」は、僕個人も驚くほどに急成長・急拡大していて、ほんまにありがたいことなんですが、じつはそれだけに足腰が非常に脆弱でドタバタですorz それはそれで楽しめたらええか、と思ってますがw 関係者のみなさん、ご迷惑をおかけしたらすいません。申し訳ございません。ごめんなさい。もう最初に謝っておきますm(_ _)m
なにはともあれ、今回の「大阪メディフェス2013」は、日本全国の市民メディアの動きがわかりますが、バラエティ豊かな6プロジェクトの参加で、図らずも「大阪メディアの10年の流れ」を可視化する企画にもなると思います。金も時間も人も知恵もない。あるのは「いっちょかみ」かつ「いちびり」な大阪人メンタリティのみ。中央集権的な東京メディアにはない大阪メディアの面白味や可能性や反則技(ww)を感じてもらえたら嬉しいですな。ぜひともご参加を!
■9/21(土)「大阪メディフェス2013」(会場:應典院)にて日本全国の地方新聞で「まわしよみ新聞」を作成する「全国地方まわしよみ新聞」開催!
http://www.facebook.com/events/1404305863117813/
「九州初!まわしよみ新聞ワークショップ」となった「NEWS cafe×space R design ~まわしよみ新聞に挑戦♪~」を主催してくれたまわしよみ新聞編集長の吉田さんのレポートです!いろいろと以下のような感想をもらいました!
■参加者の声①
・記事は内容も大事だけど、目をひくというのも大事。
・スマホでは見つけれない記事をみつけた。
・記事と自分の関係を探していた。
■参加者の声②
・同じ記事でも捉え方が違う!
・他者の切り抜いた記事が面白い!
・プレゼンを聞くことで記事の内容が身近に感じれた。
・記事の向こうを人を通して知ることが出来た。
・自分の気づかなかった楽しい記事がいっぱいあった!
・他者にプレゼンすることで記事の背景や記者の意図を感じることが出来た。
■参加者の声③
・新聞をつくる楽しみを味わえた
・みんなが注目した記事で新聞をつくると面白い!
・みんなの思いが形になった!楽しい!
・選んで切って貼っていく。デジタルよりもしっかり情報が刻まれていく気がした。
・今の福岡の関心事がここにある!
・新聞はみんなで読むと楽しい。
・「新」から「親」へ、変わらないと。
臨場感あふれるレポートで、九州のみなさんのあいだでも色々と盛り上がったようで、とても嬉しいです。企画者冥利ですねw 吉田さん、ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました~!^^
■NEWS cafe×space R design ~まわしよみ新聞に挑戦♪~
https://www.facebook.com/notes/514808828602033
福岡(九州)初となる「まわしよみ新聞」ワークショップを開催しました!!参加者の声を交えながら、簡単に紹介させていただきます!
■他者性(Alterity)
己(私)の意識や能力には還元できない他者のもつ特性、たとえば非対称性・超越性・外部性などを指す。自我の絶対確実性から出発した近代哲学が見失った、他者の固有性や異質性を見直した語。
以上は『広辞苑』より。
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近代哲学はデカルトの『方法序説』にあるように「我思う故に我あり」という自己性の発見から出発しました。自己以外の存在=他者というものは非常に曖昧模糊で、胡乱で、未確定で、不随意なものだから、そこを人間世界の立脚点にすることはできない。他者性の排除によって秩序を構築していく。実際に自己性(「人間なんて基本的にみんな一緒ですよ」ということの安心と横暴)を規範とすることで近代文明が誕生し、ここ300年間ぐらいは、この世界モデルで突き進んでいきましたが、もう完全に限界で飽和状態で末期症状にあります。こんなことは思えば当然のことで、むしろ世界は自己性ではなくて、99.9999999%ぐらいは他者性に支配されている社会ですから、他者性というものをどう捉えなおして社会秩序を構築していくべきか?を考えないことには、ぼくらの世界は当然、立ち行かなくなってしまうわけです。
「コモンズ・デザイン」というのは、要するに「他者性との出逢い方」です。恐ろしくも美しい、麗しくも残酷な、このカオスモスな世界を証明する非対称性・超越性・外部性・固有性・異質性に触れるためのデザイン。いまのところ、ぼくはそこにしか、興味・関心がありません。そんな話をKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)でします。よろしければぜひとも。
■9/25(水)神戸KIITOにてトークイベント「.DOCKTALK~デザインの内と外~ゲスト:陸奥賢」
http://www.facebook.com/events/379747035461206/
「.DOCKTALK」は、神戸市が2012年7月に創刊したデザイン都市・神戸の取り組みを発信していくフリーペーパー『.DOCK』の公開取材イベントです。今回はまち歩きを通じて地域から地域の魅力を市民の手で発信していく「大阪あそ歩」や、新聞をみんなで回し読みして既存メディアの新しい可能性を探る「まわしよみ新聞」など、日常にある物事から新しい視点を発見・共有し続けている陸奥賢氏をお招きします。いわゆる業界的な「デザイン」の領域に収まらない、幅広い層に響く陸奥氏の「コモンズ・デザイン」についてお話をうかがいます。※事前にお申し込みください。参加申し込みは以下のURLでお願いします。
http://bit.ly/1bsBrTO