射程範囲を拡張するメディア・アプローチ
新千歳空港で見かけた初音ミクの広告。そうか。そういや初音ミクの会社は北海道やったな…。
ニコ動とか初音ミクといったデジタルなメディア遊びのポテンシャル、可能性。これはほんまにトンデモナイし、綺羅星の如く優秀な人材が輩出されてるんですが、ぼくの年齢(37歳)ですら確かにオモロイけど、なかなかついていけない…と感じてしまう。要するにデジタル・メディアは参加者(利用者)がセグメントされてどうしたって世界観が狭くなる。60代、70代、戦争体験者で「ニコ動に踊ってみた動画を投稿する!」とかなかなかないですからな。いたらオモロイけどw
「もっと広範囲な世代、年代の人々でメディア遊びがでけへんやろか?」という社会実験がまわしよみ新聞やら直観讀みブックマーカーやら当事者研究スゴロクなわけで。紙(新聞、本、栞、スゴロク)というアナログ・メディアなんで年寄りから社会人、若者、学生、子供まで気軽に参加できる。今回、初音ミクのお膝元の北海道の新聞社さんでまわしよみ新聞をやりましたが、大人20名、子供15名でまさしく「ゴッタ煮状態」の光景が展開しました。嬉しかったなあ。
参加者が多岐に渡ることで、「場の多様性」が担保され、それが自分の世界観を揺さぶる機会となり、他者性を考える。新聞とかハサミとかノリとかカラーペンとか四つ切り画用紙とかを駆使して、やってることの敷居は低いんですが、低いがゆえにデジタル・メディアよりも優れたダイバーシティ・マネージメントが可能となる。マーケティングなんていって人間をどんどんセグメント化していく情報社会ですから、こういう情報の射程範囲を拡張するメディア・アプローチはこれからますます必要やと思ってます。
新千歳空港で見かけた初音ミクの広告。そうか。そういや初音ミクの会社は北海道やったな…。ニコ動とか初音ミクといったデジタルなメディア遊びのポテンシャル、可能性。これはほんまにトンデモナイし、綺羅星の如く優秀な人材が輩出されてるんですが…
Posted by まわしよみ新聞~新聞メディアの新しい可能性を探る~ on 2015年7月18日