十勝アイヌの聖地。チョマトウ。「血寄魔沼」と書くこともあるそうで「悪霊が住む沼」という意味とか。十勝アイヌと日高アイヌの古戦場跡、十勝アイヌと北見アイヌの古戦場跡という伝承もあります。
十勝アイヌの聖地。チョマトウ。「血寄魔沼」と書くこともあるそうで「悪霊が住む沼」という意味とか。十勝アイヌと日高アイヌの古戦場跡、十勝アイヌと北見アイヌの古戦場跡という伝承もあります。
沼は凍ってましたがw
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■チョマトー祭
http://www.museum-obihiro.jp/tokachiainu/gishiki.html
チョマトーは、帯広市西15条北2丁目にある沼で、アイヌ語で「恐ろしい沼、害を受ける沼」という意味です。この沼は古くは大きな三日月湖だったといわれ、幕末に帯広を訪れた松浦武四郎もこの沼のことを「チヨヽマトウ 谷地中に小沼一ツ有。此水赤くなり手本川え落。」(戊午東西蝦夷山川地理取調日誌)と記録に残しています。
この沼には、十勝アイヌと日高アイヌや北見アイヌとの戦いの伝説が伝えられています。例えば、十勝に攻めてきた日高のアイヌが敗れて逃げる途中、空腹のためこの沼で水鳥を捕って食べていましたが、そこを十勝アイヌが囲んで攻め込んだので逃げ場を失い、最後は皆この沼に飛び込んで死んだという話、あるいは釧路や北見の悪者が宝物を奪うために帯広へ来ましたが、この沼でカモを捕って食べていたところを攻められて沼へ飛び込んで死んだという話が残されています。
このような伝承があることから1927(昭和2)年には帯広史跡保存会が「チョマトー古戦場」の標柱を建立し、その後、1960(昭和35)年にはチホマトー慰霊碑建設委員会によって慰霊碑が建立されました。また2004(平成16)年の道路の直線化に伴う埋め立ての際に新しく記念碑が建てられました。
ここでは1973(昭和48)年以降、ウタリ協会帯広支部が中心になって、チョマトー祭がおこなわれています。