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熱海。AAF(アサヒ・アートフェスティバル)2016報告会へ。

2016 年 11 月 30 日

熱海。AAF(アサヒ・アートフェスティバル)2016報告会へ。

AAFの、「アート」をモチーフにして、日本全国、アジア、世界各地の「地域」が連携連動していく…というネットワーク構想は、単なる「地域アート」の助成金とはちゃうし、魅力的でした。

大体「地域アート」のスポンサーは「地域行政」でして。結果として「まちおこし」「地域活性化のためのアート」みたいなんが求められがちですが、ぼくはそこには懐疑的で。確かにアートにはマーケットもあるし、それで儲けることも、極稀には可能なんでしょうが、そういう「昇っていく」のではなくて「降りていく」というベクトル…レクイエムというか供養という方向性のアートもあるやろうと。

人口減少時代で、限界集落で、朽ち果てていく古民家や廃校や村や島や町をアートで復活!とか、いや、なかなか、そんな、世の中、うまいこといきまへんで、と。「かつての栄光よ。再び!」は難しいですが「かつての栄光よ。ありがとう。そしてさようなら」は出来るし、それが必要やないか?と。むしろ地域アートってのは、こうした「まちしずめ」「地域鎮静化」のために要るんやないか?ということで「大阪七墓巡り復活プロジェクト」(これこそ、まちしずめのいっちゃんわかりやすい事例でしたw)をAAFに提出したら採用されて、これは凡百の「地域行政の助成金」やと、まあ、不採用でしょうな。しかし、こういうヘンなプロジェクトでも採用する、認めるというのが、AAFの懐の深さでございましたな。

これからの日本の地域アートがどうなるのか?この熱海の報告会で見えてくるかな?酔っぱらって終わるだけやったりしてw


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