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日帝時代の面影をかなり強く残す家屋
日帝時代の面影をかなり強く残す家屋です。約2キロ四方の敷地で、約600戸の家屋があり、うち400戸(元監獄の官吏の家屋。家族が多かった)が合法エリアで、200戸が不法占拠エリア(単身者が多かった)でした。
華北社區
基本的に「華北社區」は、こんな光景がずっと続きます。異臭がかなりヒドイですが、六本木ヒルズのような無味無臭の漂白された商業地区にしてしまうと、「まち」の歴史や物語、文化、地霊が断絶してしまう。なんとか木々や家屋などを残しながらの再開発をしてほしいと、現地団体や学生たちは政府に対して、提言、提案をいろいろとしているようです。
台北のMRT
台北のMRT。なんと時刻表がないとかw
やたらめったら電車は来るし、別に待ってたらすぐ来るから・・・ということらしいです。おおらかですなww
西村京太郎みたいな時刻表トリックって、じつは非常に日本人的なトリックで、世界の電車では通用しないということがよくわかりましたw
牢獄の監理員たちの生活居住区
日帝時代の建物で、黒い屋根が特徴なんだとか。こちらは牢獄の監理員たちの生活居住区だったようで、不法占拠エリアではなくて一応、合法エリアだったので、再開発で移転させられても150万元から220万元ほどの保障金が出たとか。台北の物価はいまいちようわかりませんが、今回、ガイドしてもらっているKさんは月7000元(日本円だと約2万円ほど)ぐらいで生活しているとか。150万元というのがかなりの大金だということがわかります。
人間は旅をする。そして旅の語源は他+火という。他者の火に当たることを意味する
人間は旅をする。そして旅の語源は他+火という。他者の火に当たることを意味する。
古代社会の夜は漆黒の闇の世界。山の彼方の遥か遠くの火が見えた。そこを目指して歩いていく人間たちがいる。死ぬかもしれない、殺されるかもしれないと思いながらも、しかし、そこにこそ、自分がまったく知らない社会があり、文明があるはずと祈りながら。自分の世界を超える、美しい夢に満ちた、可能性の世界への誘い。だから旅=他火とは、また他界の美(他美)でもあったとぼくは想像しています。観光という字の「光」とは「他者の火」を観ることであり、「他界の美」を感じることなんでしょう。
「コモンズ・デザイン」とは一言でいえば「他者や他界との出逢い方」です。コミュニティから石もて追わるる、まつろわぬ民には、他者や他界と出逢うことでしか、救われない。
時に観光家であり、コモンズ・デザイナーと名乗ったりしますが、要するに、ぼくの仕事はそれです。そんな話をします。
画像は「大阪七墓巡り復活プロジェクト2013」の梅田墓地跡にて実施した供養の花火の様子。無縁仏とは、まさに究極の他者であり、他界の美の具現者でもあります。
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神戸と国内外の都市、そして、デザイナーと市民をつなぐ港のようなメディアになることをめざして 平成24年8月に創刊されたフリーペーパー『.DOCK』(Document Of Creativity in Kobeの略)さんに取材されることになりました。
「コモンズ・デザイン」をテーゼに9月下旬頃に、神戸KIITOで公開インタビューされる予定です。「まわしよみ新聞」と、それに続く第2弾メディア・プロジェクトの話なんかもしようと思ってます。詳細が決まり次第、告知します。乞うご期待!!^^
■デザイン都市・神戸のクリエイティブなヒト・モノ・コトの港となるメディア「.DOCK」
http://www.kobe-designhub.net/dock/
■9/28(土)10時より第1回「大阪モダン寺巡礼リサーチツアー」開催します!参加者募集中!
■9/28(土)10時より第1回「大阪モダン寺巡礼リサーチツアー」開催します!参加者募集中!
http://www.facebook.com/events/293710574103393/
木造だけが寺じゃない!大阪のまちなかにある、知られざる、素晴らしい「モダン寺」(近代寺、コンクリ寺、マンション寺、イエ寺)を体感する「大阪モダン寺巡礼」の第1回目リサーチツアーを実施します。大阪にはどれぐらいモダン寺があるのか?どんなモダン寺があるのか?ちょっと訪ね歩こうというツアーです。いくつかのお寺さんではご住職や関係者さまから、モダン寺について、お話をお聞きする機会も設けたいと思います。詳細は決定次第、発表しますので。乞うご期待ください!※ちなみに、このリサーチツアーの結果や報告会を「應典院コモンズフェスタ2014」の中で実施する予定です。
■開催日時:9/28(土)10時~13時頃終了予定
■集合場所:(未定)※訪問してお話をお聞きするお寺の詳細が決まり次第、発表します。
■定員:20名
■参加費:1000円
■ナビゲーター:むつさとし(死生観光家)
■主催:大阪モダン寺巡礼委員会
http://www.facebook.com/osakamodandera
「應典院コモンズフェスタ2013」第2回企画会議
「應典院コモンズフェスタ2013」第2回企画会議。
コミュニティだけで問題解決できる幸せな時代は完全に終わりました。いまは国境や国家、民族、宗教、文明をも横断するような超コミュニティの問題がぼくらのコミュニティを無残に脅かし、骨の髄まで浸食し、徹底的に破壊しつくそうとする時代です。実体経済を遥かに凌駕する「超資本主義」や数万年後の地球環境にも影響を及ぼす「放射能汚染」なんかは、その代表例でしょう。「文明のガン」のようなものが人類社会全体で着実に増殖していて、ぼくらは、いま、明らかに、確実に、近代文明の末期にいる。蟷螂之斧かも知れませんが、少しでもこの近代文明の病理から脱却するような、新しい文明のグランドデザインを考えていかなければならない。その小さな小さな模索、試行錯誤、実験場になるのが「葬式をしない寺」であり「日本一若者が集まる寺」であり「NPOが運営する劇場型寺院」であるという應典院で実施される年に一度の総合文化祭=「コモンズフェスタ」だと思ってます。「應典院コモンズフェスタ」には、そういう可能性があると、ぼくは直観ですが、信じてるんですな。大袈裟かつ大風呂敷な話かも知れませんがw
なにはともあれ、今年もいろいろとやります。「コモンズとはなにか?」「新しいコモンズの在り様」を静かに追求していきます。