アフリカのサン人(ブッシュマン)はほんとに働かないそうです。彼らは一日に四時間しか働かない。働かないから貧しい。必要最低限の生活具しかない。しかし必需品しかないから格差が生まれない。個人はあらゆるものを所有しない。すべて共有。父親の兄弟も父と呼び、母親の姉妹も母と呼ぶ。子供もみんなで共同体で育てる。働く以外の時間はおしゃべりをする。親族と仲良くする。友達と過ごす。旅人をもてなす。歌う。踊る。遊ぶ。人生を満喫している。間違いなく貧しいが、しかし、豊かでもある。
これは賛否ではなく。地球上には、そういう社会もあるということ。日本とはちがう。東洋、西洋ともちがう。アフリカの知恵。
生國魂神社にて。たまたまですが夏越大祓のリハーサル中でした(笑)
かつて生國魂さんは上町台地の北端にありました。現在の大阪城がある場所で、そこは古代は海(大阪湾、河内湾)に囲まれた岬(半島)。記紀神話によれば、そこに上陸してきたのが日向の国からやってきた初代天皇・神武天皇で、しかし神武天皇は、難波津、上町台地に勢力を伸ばしていた謎の天孫族・邇芸速日命(ニギハヤヒ)に仕える長髄彦(ナガスネヒコ)との戦いで大敗北を喫して(これで神武天皇は長兄の五瀬命を亡くします)、難波の占領は諦め、熊野経由で大和・飛鳥の地へ入りました。俗にいう「神武東征」です。
その後、記紀では「邇芸速日命(ニギハヤヒ)は神武天皇に贈物をして帰順した」という記述がありますが、これはどうも怪しい。事の経緯からいえば敗北したのは神武天皇側で、実際は難波の天孫族に懲りたから、大和の天孫族が和睦の同盟を結んだ・・・というところでしょう。いずれにせよ完全に征伐したわけではなく、依然として長く難波の地にはニギハヤヒ勢力が存続していたようです(このニギハヤヒの一族が完全に掃討されるのは物部(神道派。難波の豪族)VS蘇我(仏教派。飛鳥の豪族)戦争だとぼくは思ってます)。神武天皇ですら、なかなか容易には手が出せなかった難波の天孫族の聖地が上町台地であり、生國魂神社でした。神話の中の大阪。深い。じつに深い。
ちなみに宮崎駿監督の映画『もののけ姫』の主人公アシタカのモデルは、この難波の天孫族・長髄彦です。長脛彦=脛が長い=足が高い=アシタカという連想からきてます(笑)
また「脛が長い」のは馬に乗っていたからかも知れません。狩猟・騎馬民族の身体的特徴です。神武天皇が苦戦したのもよくわかります。岡正雄氏の『日本文化の基礎構造』から推察すれば、神武天皇は、朝鮮半島経由の騎馬民族の流れで、長脛彦はモンゴル・満州・ツングース経由(日本海峡を越えて越の国から琵琶湖、淀川を経て河内・難波に入った?)の騎馬民族の流れなのかも知れません。そう考えると、ますます、古代の大阪は、興味深い。
大川に5万個という大量の発光ダイオードを浮かべる。全部ちゃんと回収してると思いきや、去年の回収率は99.3パーセントとか。行方不明で、ゴミが出てるわけです。こうなると、れっきとした環境破壊。
いまのご時世ですから、賛同者を募って、大阪中の電気を消して、節電して、自然の天の川を眺める。そういう発想、プロジェクトに切り替えたほうがええんちゃいますか?
ぼくの友人、知人も多数、この企画に携わってる方がいますが、嫌われるかも知れませんが、声を大にして、いいます。
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大阪の川にLED球5万個放流-「平成大阪天の川伝説」正式開催へ /大阪
大阪市内を流れる大川で一夜限りの「天の川」を再現するイベント「平成OSAKA天の川伝説」が7月7日に正式開催されることが決まり、5月21日に八軒家浜で記者発表が行われた。(京橋経済新聞)
大川にLEDを光源とするプラスチック製の球「いのり星」5万個を一斉に川面に放流する同イベント。「いのり星」は一般市民が購入し、願いを託した「天の川短冊」とともに放流される。市域の10%を占める「川」の水面を生かすことが大阪の都市景観づくりに最もふさわしいと、昨年「社会実験」として初めて実施された。
八軒家浜の「ひまわり船」内で実施された記者発表。昨年のハイライト映像を流した後、役員らがあいさつ。「来年につながるよう、正式な第1回目となる今回を盛り上げたい。大阪の役に立ちたい」(土居年樹会長)、「水都の最大のイベントとして、オール大阪で応援していきたい}(堀井良殷副会長)、「(大阪にはいくつか川があるが)大川や道頓堀は夕方からにぎやかになる場所。それに合ったイベントだと思う。21世紀の新しい祭りになればうれしい」(伴一郎委員長)。
放流エリアは八軒家浜から中央公会堂までの約1、9キロメートル(河川面積12.8ヘクタール)で、昨年の社会実験としての実施に比べ、規模を拡大している。昨年放流した2万個のLED球の回収率は99.3%。今年も環境保護のため、回収船により5万個すべての回収を目指すという。開催時間は6時30分~9時30分(予定)。6月9日・23日には試験放流も予定する(放流数各1,000個)。参加費は1口1,000円。受付数は5万口。
インターナショナルワークショップフェスティバル[300 DOORS]にて大阪あそ歩ガイドさんのまち歩き講座(全10講座)が実施されます。大阪あそ歩ガイドさんから「大阪あそ歩」「わがまち(大阪のまち)」への想いなどを講義してもらって、その後、会場の「大阪市立芸術創造館」「芝川ビル」「大阪市中央公会堂」「メビック扇町」周辺のまち歩きを行う・・・というワークショップです。ご興味がある方は、ぜひともご参加してください。
7月18日(月) 大阪市立芸術創造館 大阪あそ歩の講義+「野江・関目」コースまち歩き! 講師:奥野聡子さん
7月19日(火) 大阪市立芸術創造館 大阪あそ歩の講義+「関目・千林」コースまち歩き! 講師:浜田容子さん
7月27日(水) 大阪市立芸術創造館 大阪あそ歩の講義+「千林」コースまち歩き! 講師:辻上祥代さん
8月1日(月) 芝川ビル 大阪あそ歩の講義+「北浜」コースまち歩き! 講師:平須賀玲子さん
8月3日(水) 大阪市中央公会堂 大阪あそ歩の講義+「五代友厚」コースまち歩き! 講師:山岡光雄さん
8月4日(木) 大阪市中央公会堂 大阪あそ歩の講義+「堺筋」コースまち歩き! 講師:長谷川信正さん
8月5日(金) 大阪市中央公会堂 大阪あそ歩の講義+「幕末・北浜」コースまち歩き! 講師:長谷吉治さん
8月5日(金) 大阪市中央公会堂 大阪あそ歩の講義+「老松町」コースまち歩き! 講師:松本直子さん
8月6日(土) メビック扇町 大阪あそ歩の講義+「天神橋」コースまち歩き! 講師:山田重昭さん
8月8日(月) メビック扇町 大阪あそ歩の講義+「中崎町」コースまち歩き! 講師:國吉哲久さん
[300DOORS]とは
今年5周年を迎えるインターナショナルワークショップフェスティバル「300DOORS(ドアーズ)」は、何かを作り出すおもしろさや、自分自身で体験する楽しさをもっとたくさんの人に知って欲しいという思いから「誰もが気軽に参加できること」を大切にした市民参加型プロジェクトです。古典芸能からポップカルチャー、最新アートなど「ちょっと興味がある、一度やってみたかった」といったニーズに応える多彩な体験型講座を集積させた「ワークショップの見本市」として、300種類の講座をラインナップしています。
会期 2011年7月16日-8月9日
会場
7月16日(土)・17日(日) 大阪市役所
7月18日(月祝)-31日(日) 大阪市立芸術創造館/旭区民センター
7月22日(金)-24日(日) 東急ハンズ梅田店
8月1日(月)・2日(火) 芝川ビル
8月3日(水)-5日(金) 大阪市中央公会堂
8月6日(土)-9日(火) メビック扇町
時間 1講座90分
参加費 1講座500円(別途、材料費等がかかる場合があります)
主催 IWF実行委員会(LLPアートサポート、(財)大阪21世紀協会、大阪市)
協賛 Social Network Osaka、サントリーパブリシティサービスグループ(大阪市中央公会堂)、クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町、東急ハンズ梅田店、千島土地(株)グループ、サントリーホールディングス(株)、リッジクリエイティブ(株)
協力 関西ウォーカー、(株)FM802、水都大阪推進委員会、辻調グループ校、大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会、国際児童青少年演劇フェスティバル大阪実行委員会
後援 近畿経済産業局、大阪府、(公社)関西経済連合会、大阪商工会議所
企画制作 LLPアートサポート(プロデューサー:小原啓渡)
助成 (公財)大阪コミュニティ財団
儒教+科挙という中国体制は、統治システムとしては非常に優秀で、中国の歴代王朝のほとんどは、じつは体制内部から崩壊したことがありません。異民族の襲来によって崩壊してます。
日本の場合は、黒船の来襲がなくとも、江戸幕府は体制内部の矛盾相克によって瓦解して、自然と薩摩・長州の連合政権ぐらいは発足していたと思われますが、もし仮に清王朝に大英帝国を一とする西欧列強諸国の来襲がなければ、いまだに中国は清王朝のままだったでしょう。中国の統治システムをそのまま流用した韓国の李氏朝鮮などは、500年もの長きに渡って王朝を維持しました(これも結局は異民族による来襲=日韓併合によって滅んでいます)。それほど「儒教科挙国家」というものは、体制維持に長けているんですな。
中国は6世紀、隋王朝の時代に科挙(試験制度)による官僚機構を整備しました。これは日本では明治維新以降になってようやく導入されましたが、じつは「試験…制度」と「官僚機構」のワンセットこそが、近代国家の要諦なんです。そして、この統治システムの導入は中国が先駆です。先駆どころかぶっちぎりの速さで、6世紀といえばまだヨーロッパは羊を必死に追いかけて牧畜している時代で、その頃に、すでに中国では皇帝以下、官僚機構の統治システムが出来上がっていた。
しかし、官僚機構というものは「競争の原理」が働かないんです。官僚は「前例主義」。現状維持に努める存在です。官僚機構は制度そのものであって、良き官僚人とは法律を履修する完璧なロボットに他なりません。決してそこから新しいモノの考え方や発見、文化は生まれてこない。発足した瞬間から時代の流れ(文明の発達)と乖離していく。時代が進めば進むほど不経済、非効率な統治システムなんですな。中国の場合は、その上に儒教なんていう古代の聖人君子を褒め称えるイデオロギーが乗るもんだから、もう完全に手がつけられなくなりました。
要するに中国の歴代王朝とは儒教+科挙=完全完璧な官僚国家で、おかげで1500年ぐらい、偉大なる中国文明はこんこんと眠ってしまいました。すでに古代に、紙や印刷技術、火薬、羅針盤、航海術といった前近代(大航海時代)を切り開く道具や思想を発明していたのに、中国は肥え太った大熊が冬眠するかのように、儒教+科挙制度の導入によって6世紀頃に停滞しています。そして中国が冬眠して約1000年後の16、17世紀に、周回遅れの西欧社会にルネサンスと産業革命が起こってしまった。中国文明(これはアジア文明と置き換えてもいいでしょう)最大の敗北、痛恨の敗北です。
それで19世紀に入って近代化した西欧列強諸国にコテンパンに中国がやられて「こんな中国ではアカン!儒教を滅ぼせ!」とやったのが毛沢東。そして「儒教に変わる強烈なイデオロギーが必要や!」というんで持ち出されたのがマルクス。古代賛美の儒教と、唯物史観のマルクスって、これはもう毒薬に劇薬で、完全に正反対の、相入れない統治システムなんですが、それがないと中国は近代化の第一歩を踏み出すことができなかった。儒教をやるぐらいなら、マルクスのほうがマシということなんでしょうな。ところが、これがまた中国史上でも有数の悲劇(大躍進政策、文化大革命)を生んでいく・・・。
「毛沢東の私生活」は、そのへんの支離滅裂な毛沢東の政治運動と強烈なパーソナリティを、微細に渡って伝えてくれます。読んでいて痛々しいぐらい。中国では現在も発禁処分。そりゃそうでしょうなぁ…。恐ろしい大著でした。
大阪・空堀が誇る市民ミュージアム「直木三十五記念館」のK事務局長の案内で知りました。ぼくは行けないですが、希望の方は申し込んでみてください。最初で最後の公開で、これを最後に取り壊すそうです。大阪・田辺にあった開高さんの実家に続いて、これまた、あまりに惜しい・・・。
【旧直木三十五邸を一般公開します。見学者募集中。】
富岡に、作家・直木三十五が設計したとされる昭和8年築の住宅が残されています。この富岡の家を知る菊池寛が「不便な個所が多くてこっけいだよ」と大仏次郎に笑って話したというエピソードがあります。直木が亡くなった後は増改築されましたが、当時の面影を今に伝えています。今回、老朽化等でこれ以上の維持や市での保存活用が難しいことから、取り壊されることになりました。建物所有者の方からのご厚意により、取り壊し前に一般公開をします。見学を希望される方は、往復はがきでお申し込みください。
●日時 6月26日(日)午前10時~午後3時
●場所 旧直木三十五邸(富岡東4-1-23 慶珊寺裏)(京急富岡駅東口下車徒歩14分、金沢シーサイドライン鳥浜駅下車徒歩14分)
●対象・定員 100人(多数抽選)
●参加費 無料
●申込方法 往復はがきに見学希望者全員の郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入の上、申込先まで。1枚のはがきで2人まで申込可。返信用はがきに宛先明記のこと。
●申込締切 6月17日(金)消印有効
●その他
・敷地と外観の公開になります。内部は公開されません。
・駐車場はありません。車での来場はご遠慮ください。
・申込結果通知(返信はがき)は6月23日(木)発送予定です。
・ゆっくりご覧いただくため、返信時に見学時間を指定させていただく場合があります。ご了承ください。
●申込・問合せ
〒236-0021 金沢区泥亀2-9-1
金沢区役所区政推進課「旧直木三十五邸一般公開担当」
電話:788-7726 FAX:786-4887
無事に法案が通りました。日本のNPO活動と寄付文化の拡大を。市民、民間、地域コミュニティが、NPOを支える社会に一歩近づいたようです。
改正NPO法成立(OurPlanet-TVより)
NPO法人へ対する寄付に対して税制上優遇する範囲を拡大する改正NPO法が 15日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。寄付文化の定着と財政的に厳しい環境に置かれている日本のNPOの組織基盤の向上にむけて、一歩前進した。
今回、NPO法改正は、寄付に対して税制優遇を受けられる「認定NPO法人」を大幅に増やすことなどが目的で行われたもの。これまでは「事業収入のうち寄付が5分の1以上」であることなどが認定要件だったが、事業型のNPOの多くが認定を受けられないため、全国約4万3千のNPO法人のうち、認定NPO法人は215とわずか0・5%に留まっていた。
このため、今回の改正案では「3千円以上の寄付をした人が100人以上」いれば、認定NPO法人になれるなど認定要件を拡大。また、認定の権限を国税庁から都道府県と政令指定都市に移し、手続きを迅速化する内容となっている。
一方、寄付をした人が、寄付した金額だけ税額控除できる寄付優遇税制の拡大も、16日に衆院を通過し、今国会中に成立する見通し。新たな税制が導入されると、税金を支払う代わりに、NPO法人に寄付をする人も現れると見られ、NPO法人の裾野を広げ、寄付文化の拡大につながるとされる。
国会での改正案成立後、衆議院第二議員会館で記者会見が開かれ、NPO法改正に取り組んできた超党派の議員が結集。手をつないで集合写真を撮るなど、厳しい与野党の攻防から離れ、なごやかな雰囲気に包まれた。NPO法議連で改正に取り組んできた辻元清美議員は「自分たちの地域とか行政とか社会とかを変えていく、デザインを変えるのが寄付。社会や政治が変わると思う。」と挨拶。また、会長の加藤興一議員は、「半分達成できた。市民活動法という名称になるようがんばりたい」と今後への期待を述べた。改正NPO法は来年4月1日に施行される。
現在「大阪あそ歩’11春」のアンケート、予約率、参加率などを集計中。また予約率が凄まじく、100パーセントを超えやそうです。大体、あそ歩のまち歩きは1回につき定員15名なんですが申し込みが16名、17名、18名と来て「キャンセル待ち」の状態になります。すごい人気となると「キャンセル待ち10名」なんてコースも出てくる。それで予約率が100パーセントを超えてしまう・・・というわけです。いっぺん参加すると、はまってしまう人もようさんいて、そのリピーター率も凄まじい。本当に感謝です。
韓国は、あまり知られてませんが、全国民のおよそ5分の1がソウル市民で、およそ半分が首都圏在住という状態だとか。日本以上に首都圏一極集中が進んでいる国家で、東京ばりにソウルの状況も、やばい。
釜山観光協会のEさんは、しみじみと、いいました。
「ソウルには本当の韓国はなくなってしまった。国策で作られた都市だから。しかし釜山には本当の韓国が残っている。それが我々の誇りだ」