大正12年の関東大震災のあと、大阪が東京を抜いて日本最大の都市になりました。俗に言う「大大阪」の時代(大正14年~昭和6年)。
その後、世界恐慌にも見舞われ、復興に焦った東京政府は、国家統制を強めようと昭和13年に国家総動員法を発令。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%B7%8F%E5%8B%95%E5%93%A1%E6%B3%95
あらゆる資源、物資、経済を東京に強制的に集めるという法律で、経済都市・大阪を破壊して、首都機能を肥大化。あまりにも強力的な国家統制は歯止めが利かず、なし崩し的に戦争に突入して、結局、日本全土をボロボロにしました。
関東大震災後、本当は権力を集中するのではなく、地方に分散してリスクを回避するという知恵が必要でした。しかし官僚機構はまったく逆のことをやってしまった。
今回の地震で、また愚かしい国家統制の時代に突入しない事を、ぼくは心の底から懸念しています。1度目は悲劇ですが、2度目は喜劇。もしくは道化ですから・・・。
Googleはほんとに早いですな。いずれ日本でも導入してほしい・・・。
http://techwave.jp/archives/51637630.html
米Googleが、米国内の非営利団体向けのGoogleサービスの無料パッケージの提供を始めた。アドワーズと呼ばれる広告を一定量まで無料で掲載できるほか、Google Checkoutと呼ばれるクレジットカード決済の仕組みも手数料無料で利用できるようになるという。ぜひ日本のGoogleでも同様のパッケージの提供を始めてもらいたいものだ。
発表によると、非営利団体と認可されれば、1月に1万ドル相当のアドワーズ広告を配信できるほか、非営利団体向けに無料もしくは割引価格でサービスを提供する業者を検索できるGoogle for Nonprofit Marketplaceや、Google Apps, Google Checkout、YouTubeなどのサービスの非営利団体向けプログラムを利用できるようになる。
これまでもそれぞれのGoogleサービスごとに非営利団体向けの特別プログラムが用意されていたが、今回からそれらのプログラムが統合され、一度審査で認可されれば、すべてのサービスを利用できるようになるという。
いまから6年前、平成17年(2005)の石橋克彦教授(神戸大)の提言と警鐘。さすがですね。
今回の地震で東京一極集中の弊害が如実に出ました。地方分権、分散化することで、リスクを回避しないと。日本のグランドデザインを変えるときです。
http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html
「地震と共存する文化を」
そもそも日本列島に居る限り、地震と共存する文化というものを確立しなければならない。つまり、従来は自然と対決する文明で、それに対して最新技術でもってバックアップしようという考え方でしたけれども、自然の摂理に逆らわない文明というものを我々は作っていかなければならないと思います。
…
要するに開発の論理、あるいは効率、集積、利便性の論理、それから東京一極集中、都市集中の論理、そういう物をやはり見直してですね、保全とか小規模、多極分散、安全と落ち着き、地方自立、国土の自然力と農村漁村の回復、といったようなことをキーワードにして、根本的な変革が必要であると、まあその地震災害を考えると、私は強く思います。
ぼくは観光の仕事に携わってます。そこで日々、思うことは、観光は第3次産業、サービス業に分類されてますが、本当は違うということ。観光はじつは「第0次産業」なんです。
いまは東北地方全体が大変なときですが、この危機を乗り越えたとき、宮城や岩手や福島を復興させる第一の手は、じつは第0次産業としての観光です。
なにもないまち。なくなったまち。残骸だらけのまち。
そんなものは見せたくないかもしれません。しかし、本当は見ないといけない。見せないといけない。そんなまちを歩くことが、とても大切なことになります。どうしようもない、恐ろしい「現実」を見てもらって、そこから、新しいまちづくりが始まりますから。
挫折したもの。失敗したもの。敗北したもの。それを見ることが必要なんです。素晴らしい世界遺産や綺麗な寺社仏閣もいいでしょう。しかし、人間のリアルな営みを見ないと、その営みは決して、よくならない。向上しない。また同じ失敗をしてしまいます。もしくは「臭いものには蓋」で放置、無視されてしまう。遊園地やリゾート地に遊びにいっても、自分のまちはよくなりません。それは単なる娯楽であって、観光ではないんです。
人間の営みは、すべてのはじまりは、じつは観光からスタートするんです。農業でも、工業でもない。「光を観る」(反語をいえば、それは「闇を認識すること」でもあります)ことから、すべてが、はじまる。瓦礫の山、残骸だらけとなったまちから見出される光とは、「希望」です。
いずれ福島、宮城、岩手でも、コミュニティ・ツーリズム(まち歩き)をやるべきだと思ってます。ガイドがいて、自分のまちを案内する。語る。それだけでいいんですから。なにもいりません(=だから第0次産業です)。ありのままをしゃべればいい。ここでなにがあったのか?そのとき、自分はどうしたのか?・・・それがもっとも有効的で、効果的で、前向きな、復興への道です。ぼくも、自分の仕事の合間に、いきますよ。東北のまちを見に行きます。歩きにいきます。お金を落としにいきます。
被災地で活動する、まちづくり、観光、ツーリズム、NPO、すべての人々に。いまはまだ大変でしょうが。この危機を乗り越えたあとに。新しい、素晴らしい、まちを再建してほしい。
去年に引き続きまして、今年も「関西あそ歩」が実施されます。パンフを持って、駅においてあるスタンプを集めると、抽選で賞品の贈呈もあります。ぜひともご参加してみてください。
「関西あそ歩2011春・特別編」
http://www.kansai-asobo.jp/
ガイドツアーはこちらです。
http://www.kansai-asobo.jp/tour/
よろしくお願いします。
以下は阪神電気鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社のプレスリリースです。
http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20110314.pdf
「関西あそ歩2011春・特別編~京都・大阪・神戸・西宮まち歩きラリー~」を実施します
阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区、社長:坂井信也)と阪急電鉄株式会社(本社:大阪市北区、社長:角和夫)は、昨年秋に開催した共同事業「関西あそ歩」が好評だったことを受け、4月11日より「関西あそ歩2011春・特別編 ~京都・大阪・神戸・西宮 まち歩きラリー~」を実施します。
今回は新しく神戸高速線エリアや西宮エリアも追加するなど、新コースも加えて、前回ご参加の方も初めての方も楽しめるコースを揃えました。歩き方は、①コースマップを入手して個人で楽しむ、②ガイドツアーに申込み解説を聞きながら楽しむ、の2通りです。
さらに、コースのスタート駅に設置しているスタンプを集めると、スタンプ数に応じて、抽選で素敵な賞品が当たるスタンプラリーもお楽しみいただけます。
概要は下記のとおりです。
【「関西あそ歩2011春・特別編 ~京都・大阪・神戸・西宮 まち歩きラリー~」の概要】
1 実施期間
2011年4月11日(月)~6月5日(日)
2 コース
計15コース(大阪・神戸高速線エリア 各4コース、神戸 3コース、京都・西宮 各2コース)コースマップを入手して自由に回っていただくほか、各コースとも2~4回のガイドツアーを実施します。☆コース詳細は、別紙をご覧ください。
3 まち歩きラリー参加方法
各コーススタート駅やホームページ(http://www.kansai-asobo.jp/)でコースマップと台紙を入手し、各コース上のスタンプポイントでスタンプを押印後、台紙を郵送していただくと、抽選で賞品を贈呈します。
・ 応募宛先:〒550-8790 郵便事業㈱大阪西支店 私書箱181号 関西あそ歩ラリー事務局
・ 応募締切:6月10日(金)必着
・ 当選発表:6月下旬の賞品発送をもって発表にかえさせていただきます。
4 ガイドツアー参加方法
各コースとも2~4回、ガイドが同行してコースを回るガイドツアーを実施します(事前申込み制)。
・ 実施期間:4月11日(月)~4月17日(日)、5月21日(土)~5月27日(金)
・ 定員:各回15名
・ 申込み先:大阪あそ歩事務局 TEL. (06)6282-5930(平日10時~17時)
または http://www.kansai-asobo.jp/ にアクセスし、専用の入力フォームからお申し込みください。
5 参加費
まち歩きラリー参加は無料。
ただし、ガイドツアーはお一人1,000円。(試食付きコースは1,500円)
6 賞品
集めたスタンプ数により、抽選で賞品を贈呈します。
・ Aコース(スタンプ5個) 3名様
高野山・日帰りプラン(南海なんば発往復乗車券+精進料理昼食)ペアご招待
・ Bコース(スタンプ4個) 10名様
ホテル阪急インターナショナル・クッキー詰め合わせ又は六甲ガーデンテラス「グラニットカフェ」お食事券(3,000円分)
・ Cコース(スタンプ3個) 30名様
スルッとKANSAI対応カード(1,000円分)
・ Dコース(スタンプ2個) 57名様
宝塚ガーデンフィールズ英国風ナチュラル庭園シーズンズ又は甲子園歴史館ペア入館券
7 主催・特別協力・協力
・ 主催:阪急電鉄㈱、阪神電気鉄道㈱
・ 特別協力:大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会、南海電気鉄道㈱
・ 協力:大阪市、京都市、神戸市、西宮市、京都市観光協会、大阪観光コンベンション協会、神戸国際観光コンベンション協会、西宮観光協会、大阪商工会議所
8 一般の方からのお問合せ先
・ まち歩きラリー全般についてのお問合せ
関西あそ歩ラリー事務局 TEL. (06)6445-1046 (平日10時~17時)
・ ガイドツアーについてのお問合せ
大阪あそ歩事務局 TEL. (06)6282-5930 (平日10時~17時)
大阪、関西、西日本の皆さん。自分の仕事も大切です。こういう時だからこそ、いつもと同じように働きましょう。
「どんな時でも人間のなさねばならないことは、たとえ世界の終末が明日であっても、自分は今日リンゴの木を植える」
ゲオルギウ『第二のチャンス』より。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110312/20110312053.html
大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会は11日、今春の「大阪あそ歩」の「まち歩き」コースの概要を発表した。これまでのコースを収録したマップ集も発売し、マップ集の中からグループを対象に希望のコースを案内する「オーダーあそ歩」もスタートさせる。
今春の「大阪あそ歩」は4月11日から6月5日にかけて行い、「まち歩き」72コース、「まち遊び」8プログラムを用意。今月15日には、これまでに設定した全150コースを50コースずつに分けて紹介したマップ集全3巻(1冊=819円)を同時発売する。
これを受け10人以上のグループを対象に、1年を通じて(一部期間を除く)希望する日にマップ集のコースをガイドが案内する「オーダーあそ歩」(参加費=1人千円から)の予約を4月1日から受け付ける。
大阪あそ歩の茶谷幸治チーフプロデューサーは「一つの都市に150のコースを抱えているのは大阪以外になく日本一。マップ集を出すことでオーダーあそ歩が成立し、従来の観光のスタイルと違ったものが初めて大阪に誕生する」と参加希望を歓迎している。
詳細は大阪あそ歩のホームページ(http://www.osaka-asobo.jp/)参照。
http://www.groupon.jp/cid/7995/
グルーポンが「東北地方太平洋沖地震 義援金」の受付を開始しています。一口200円から送金可能で、寄付金額と同額を、グルーポンが上乗せ寄付(マッチング・ギフト)します。マッチング・ギフトは海外では一般的な募金システムです。
【東北地方太平洋沖地震 義援金のお願い】
今般の東北地方太平洋沖地震により被災をされた方々への義援金を募集しております。ご寄付いただくことで、寄付金額全額を募金できます。さらに、ご寄付頂いた金額と同額をグルーポンが拠出(マッチング・ギフト)し、その総額を団体へ寄付いたします。
※200円ご寄付頂くと、400円の寄付が行われます。
「被災地の一日も早い回復に貢献したい」。皆さま一人一人の思いをみんなの力として集めて現地に届けたく当義援金プログラムを実施しております。皆さまのご協力をお願い申し上げます。
■募金先団体: 日本赤十字社
•弊社では、震災当日から日本赤十字社と連絡をとり義援金の拠出を申し出ております。
■目標寄付総額: 2億円
•海外のグルーポンを通じて集まった寄付を除きます。
■マッチング・ギフト上限金額: 1億円
•マッチング・ギフトとは、個人からの寄付を募る際に、企業や財団、篤志家等が個人からの寄付額に一定の比率で上乗せし、同一の対象に寄付をするという仕組みです。企業や団体が単独で寄付を行うよりも、呼び水の効果を果たしてより大きな社会貢献の成果を産むことが期待されるため、欧米の慈善財団などでは、この手法が盛んに用いられています。
■義援金の募集期間: 3月31日23:59:59まで
•上限金額に達し次第終了とさせていただきます。
•皆さまから集めた募金につきましては、募金額の透明性を確保するため、募金終了後、皆様にご報告いたします。
•募金に際しての決済手数料は弊社が負担いたします。
•一度お申し込みいただいた寄付は取り消すことができません。寄付金額などをご熟慮いただいた上でお申し込み下さい。
•世界中のグルーポンでも、チャリティサイトを公開しております。世界各国からの応援が一日も早い被災地の復興に貢献できるよう社員一同願っております。
•義援金を目的にしておりますので、通常のポップアップ画面(eメールアドレス取得画面)は解除しております。
「高層マンションに住むと流産、死産、神経症、めまい、鬱病、アレルギー、アトピー、低体温といった病気になりやすい」という衝撃のデータ集です。なぜこういった症状が出るのかよくわかりませんが、高層建築に住むとなると、知らず知らずのうちにストレスを抱え込むようです。人間は大地から離れては生きていけない存在なんですな・・・『天空の城ラピュタ』みたいなことをいってしまいました(笑)
高層建築の先進国である西欧諸国では、じつは1970年代から既に専門家から「高層マンション、高層ビルに住むと病気になる」といった警鐘がなされていたとか。実際にスウェーデンでは子どものいる家庭は5階以上の居住は禁止、イギリスでは4階以上が禁止、フランスでは高層住宅の建設を1973年から禁止、アメリカの一部の州でも高層住宅建築が禁止されているそうです。
翻って我が国・日本では、いまだに大手デベロッパーの大号令で、高層マンション、高層ビルの建築ラッシュをやっていますが、それは果たして、正しいことなのか?経済効率のみを最優先して、人間らしい、ヒューマンスケールの住宅環境を犠牲にしているのではないか?・・・この本を読むと、そんなことを考えさせられます。
高層マンション症候群。もっと世間に知られるべきです。