「まわしよみ新聞」は、「人と人とのあいだ」を取り持つメディア・デザインなんですが、「直観讀みブックマーカー」は、「人と超自然とのあいだ」を取り持つメディア・デザインです。「直観で本を開いて文章を抜き取る」という行為は、「まわしよんで記事を選んで切り取る」という行為よりも、明らかにロジックを飛び越えている。しかし、いまのぼくらに、現代社会にもっとも必要なものは「直観讀み」だと、「まわしよみ新聞」をほぼ1年間やり続けて、ぼくは確信しています。
「かごめかごめ」って、子供の遊びがあります。「駕籠の中の鳥」は目を隠している。そのまわりを子供たちが「かごめかごめ」と歌いながらグルグルまわる。「後ろの正面だあれ?」。よくよく考えると、じつに奇妙奇天烈な遊びです。そんなのわかるはずがない。だって駕籠の中の鳥は目を隠しているんだから。でも、子供たちには、わかる。なんでわかるのか?それは「直観」によってわかるんです。
近代社会が切り捨てたものが、これです。人間社会のルールを超えた、超自然なものとの出逢い。その知覚。霊性。ロジックではなく、直観の中にこそ、真実が、刹那、垣間見える。
■10/1(火)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/507316879357708/
メディアを生産する。メディアを消費する。そういう2極化は結局、メディアを貧しくする。メディアはもっと多様です。まわしよみ新聞は、メディア(新聞記事)を切って張ったり、編集したり、講談の材料にしたり、男女の出逢いの場にしたり、といろいろと遊んでますが、もっと極端に、メディアを食べたり、噛んだり、舐めてみたり、運んでみたり、脱構築してみたり、批評してみたり、飛ばしてみたり、ちぎってみたり、投げてみたり、捨てたりしてもええんや!それもメディアなんや!…ということをやるのが、今年の「大阪メディフェス2013」のキャッチコピー「メディアを捨てて、メディアになろう!」の意味です。
メディアってもともと「中間」を意味する言葉です。人と人(この中間は人と自然や人と超自然のときもあります。宗教や芸術はその役割を果たしてきました)のあいだにあるものはすべてメディアであるし、もっともっと中間のグラデーションを増やすことがメディアをより面白くする。それに挑戦しているメディア・プレイヤー(メディアを遊ぶひと)が日本全国からやってきます。ぜひともご参加してみてください。
■9/21(土)「大阪メディフェス2013」(会場:應典院)にて日本全国の地方新聞で「まわしよみ新聞」を作成する「全国地方まわしよみ新聞」開催!
http://www.facebook.com/events/1404305863117813/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/1158/
徐々に申し込みが増えてきました!9/21と22の2日間でスタッフあわせて120名以上の参加者がいるようですが、しかし、まだまだ参加申し込み可能です。予約なしで当日いきなりの参加もOK。途中参加途中退出もOKです。ぜひともご参加ください!21日は6つの大阪流市民メディア体験を。22日は市民ニュースサイト「8bitNews」主宰の堀潤さんの基調講演とディスカッションです。
情報文明の時代。世界はまさにメディアによって動く。しかしメディアは「えらいひと」とか「有名人」とか「だれかさん」のものではありません。「ぼく」の、「わたし」のものです。それが奪われている世の中はおかしい。みんながメディアの当事者にならないといけない。何卒よろしくお願いします!
■9/21(土)「大阪メディフェス2013」(会場:應典院)にて日本全国の地方新聞で「まわしよみ新聞」を作成する「全国地方まわしよみ新聞」開催!
http://www.facebook.com/events/1404305863117813/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/1158/
ぼくが「これはオモロイ!」と唸ったプロジェクトに磯井純充さんの「まちライブラリー」があります。
http://opu.is-library.jp/
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130405/20130405018.html
磯井さんの発想や行動には常々、すごい惹かれるものを感じているんですが、その磯井さんがわざわざ「まわしよみ新聞」(應典院コモンズフェスタ2013のときでした)に参加してくれて「これいいね!ぜひうちのまちライブラリーでもやってよ!」といわれて、実際に「2畳大学」の5周年記念祭の中でやったりもしましたが、しかし、自分の中で「せっかくまちライブラリーには数千冊という素晴らしい本があるんだから、これを利用してなにかできへんやろか…?」というのが自分の中にずっとあったんですな。まちライブラリーのアイドル・奥井さんにも「なんかやってください!」と笑顔で常々いわれていたしw
また今年も「應典院コモンズフェスタ2014」の企画委員をやることになり、その應典院の1階ロビーにある宗教書の書棚(秋田ご住職の読み終わった本を置いてたそうですww)を見たときに「ここにこそ應典院の場の霊性がある。仮に、この本棚の中から適当に本を抜き取って、なにを読んでも、それが應典院を構成する一要素にちがいない・・・」と気づいた瞬間、ぼくの中に「直観讀み」という閃きが思い浮かびました。あとは「まわしよみ新聞」的な方法論をブレンドしただけです。
「直観讀みブックマーカー」は、「まちライブラリー」と「應典院」を掛け合わせたもので、磯井さん、奥井さんの人間力、應典院・秋田ご住職のキャパシティが産んだプロジェクトやと思ってます。ぜひともみなさん、ご参加を!^^
■10/1(火)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/507316879357708/
北冥有、魚其名為鯤。鯤之大不知、其幾千里也。化而為鳥、其名為鵬。鵬之背不知、其幾千里也。怒而飛、其翼若垂天之雲。
北冥に魚有り、其の名を鯤(コン)と為す。鯤の大いなる、其の幾千里なるを知らず。化して鳥と為る。其の名を鵬(ホウ)と為す。鵬の背、其の幾千里なるを知らず。怒して飛べば、其の翼は垂天の雲の若し。
『荘子』の「逍遥遊篇」より。
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「ビブリオマンシー」(bibliomancy)って言葉、聞いたことありますか?「書物占い」といいます。書物を手にしてランダムにページを開き、パッと目についた文章を読み解くという占術です。元々は聖書で行われていたとか。
人間のすること、できること、やることなんて、やれることなんて、たかが知れています。そのたかが知れているということを体感しようというのが「直観讀みブックマーカー」です。「まわしよみ新聞」に似ている?確かに「まわしよみ新聞」を経て、新しく誕生してきたコモンズ・デザインですが「まわしよみ新聞」にはない「味」があります。これは「まわしよみ新聞」の中にあった「逍遙遊する部分」をパースペクティブに拡大したものです。より偶然性を面白がり、よりカオスモスを楽しむものにしたといってもいいのかも知れません。
目的的、目的論的に生きることが、ぼくはイヤなんです。ぼくらはもっと逍遙遊できるはず。逍遙遊することを、おおらかに許容する社会になってほしい。そのために、これをやります。ご興味ある方は、ぜひとも!
■10/1(火)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/507316879357708/
台灣・台北當代藝術中心(Taipei Contemporary Art Center)にて実施した「逆棲」トークイベント交流会にて。大阪、香港、高雄のアジア三都市のアーティスト、クリエイターたち。一過性の、打ち上げ花火のイベントにするのではなく、今後も交流を続けて、新しいプロジェクトにつなげていきたいですな。みなさん、ありがとうございました!^^
■台北當代藝術中心(Taipei Contemporary Art Center)
http://www.tcac.tw/
台灣・蘭庭旅店にて。思わず買ってしまった「好台灣シャツ」。大阪弁でいうと「好きやねん台灣」ですww
台灣・龍山寺。18世紀半ばの寺院です。台北最大の寺院とか。
龍山寺にて。本尊は観世音菩薩さまですが、道教、儒教、台灣古来の民俗信仰なんかも習合していて、関帝、媽祖、孔子など100以上の神仏がいはるとか。まさに神仏の総合デパート、神仏百貨店ですww
上海や杭州、釜山の寺院にいったときも思いましたが、アジアの寺院にいくと老人、お年寄りのみならず、やたらと若い女の子が多い。また熱心に拝むんですな。老いも若きも。民衆宗教とはそういうものかと思いますが。