人生のスケール

「健康平均寿命」というのがあるそうですな。平均寿命は日本の場合は80歳近くありますが、誰の手も借りずに健康にいられる年齢はじつは70歳ぐらい。残り10年は看護婦か介護人か付添人かわかりませんが、誰かのお世話にならないと生きていけない。つまり健康に生活や仕事ができるとするならば70歳が区切りということです。

マラソン選手がいちばんしんどいのはスタート地点やゴール地点でもなく、折り返し地点といいます。マラソンは42.195キロ走らないといけない。最初は距離感がよくわからない。しかし折り返し地点に来ると、残りの距離感がわかる。いままで走って来た距離と同じだけ走れば、その先にゴールがあるということが否応なしにわかる。これがしんどい。いままで必死で走って来た。しかしようやく半分。この苦しさが同じだけ続くのか・・・。

ぼくはいま35歳で、これを倍にすると丁度70歳。健康平均寿命で考えれば、ぼくの人生はすでに折り返し地点に来ている。0歳から35歳まで生きてきて、その中でやったこと、やれたこと。それを考えると、自分の残り35年の後半生でやれることも、なんとなく分かってくる。35年間は短いというわけではない。しかし、長いというほどのものでもない。「人生のスケール」が体感としてわかってしまう。それが35歳という年齢らしい。

わかっていることは、ひとりでやれることはたかが知れているということ。仲間がいる。ネットワークを作らないといけない。そして、それはツリー状ではなく、不定形のアメーバのような、リゾーム状でないといけない。その入口には立っています。「まわしよみ新聞」「直観讀みブックマーカー」などの「コモンズ・デザイン」は、そういう発想の実現です。今後はそれをより立体化させ、複雑化させ、高次元化させていく。それがぼくの来年以降の課題でしょうな。


2013年 12月 21日
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