「トマソン」と「直観讀みブックマーカー」
日本の都市観光を変えた人として、やっぱり赤瀬川源平さんは外せないわけですが。「トマソン」って概念を知ったときは膝で手を打ちましたね。「やられた!」と。 同じように思ったのがアサダくんの「住み開き」、山下さんの「おかんアート」でしたww
要するに自分が普段、見ていたのにスルーして気づかなかったものを、言葉によってパッケージ化し、概念化し、見事に「観光化」したわけです。「燈台下暗し」といいますが、ほんまに、なかなか、こういうことはできるもんやないです。ぼくのプロジェクトでいうと「大阪モダン寺」なんかはこのベクトルにありますが。「マイブーム」「いやげもの」「ゆるキャラ」の命名者=みうらじゅんさんが、こういうのは天才的ですな・・・って話が脱線してきたw 戻しましょう。
「トマソンには作者というものがいないんです。そこがむしろ面白くて、だから偶然とか出会いってことが一番不思議なことに思えてくる」(出典:インタビュー「赤瀬川原平さん」 | ヨコハマ・アートナビ)
http://matome.naver.jp/odai/2138441124764621501
「トマソン」で、面白いのは「偶然」というところでして。これは上記のように、赤瀬川さん自身もそういうてます。「偶然」というのは「神(超自然)の手」でして。「神の手」に委ねることで、人智の限界を軽々と突破することが出来る。
じつはこのトマソン的方法論で「本」というメディアを解体・再構築したのが「直観讀みブックマーカー」やったりします。「直観讀み」は直観でページを開いて、直観で「ここや!」と指差して、その一文を読みますから。どんな言葉が出てくるか?はまさに「神のみぞ知る」です。偶然という神の手にゆだねることで、しかし、まったく自分が想像だにしなかった新しい世界が開けてくる。本には作者がいます。読者もいます。しかし「直観讀み」という行為で、そのあいだに「神」(偶然性)という存在を仲介させ、カオスモスな知の世界の扉を開くわけです。
その結果、当然のように「意味わからん」という現象が起こるわけですがww この「意味がわからん」という現象そのものを楽しむのが「直観讀みブックマーカー」ですから。じつに「トマソン的行為」なわけです。
トマソンも「何がおもろいのん?」という人がいますから。直観讀みブックマーカーも「何がおもろいのん?」という人がいるのはようわかりますがww 要は「遊び」です。新年は1月7日に往来でやります。詳細は以下のリンクで。ご興味ある方はぜひとも!^^
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■1/7(火)19時より「コワーキングスペース往来@暇活」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/191632191020996/