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平和とは戦争がない状態

2014 年 6 月 15 日

こんなことは当たり前すぎて、改めていうのもなんだかなあ…なんですが。

ハイエクには「三大ネガティブ」という定義があって「自由」「正義」「平和」は「消極的にしか定義できない」というもんです。

どういうことか?というと、ハイエクは「peace(平和)」のことを「the absence of war(戦争がない状態)」というんですな。これ以外に定義づけようがないし、これ以外の言葉で定義づけようとすると大変なことになると。「平和のための戦争」とか「積極的平和主義」とか意味不明なことを言う輩が必ず出てくると。

要するに、戦争をしかける国は大体、どこも「自由、正義、平和を求めて我々は戦争をした!」と言い張るわけで。これはアメリカもロシアもナチスも戦前の大日本帝国も全く変わらない。しかし「平和のための戦争」なんてものはないわけで。すべてそれは権力者の欺瞞や死の商人たちの詐術に過ぎません。

「平和とは戦争がない状態」。これを肝に銘じておかないといけない。


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