大阪教育大学にてまわしよみ新聞実施!
大阪教育大学にてまわしよみ新聞!みなさん、うまいww
初めてのひとばっかりやのに、総体的にまわしよみ新聞作りがうまなってる気がします…みんな、前もってまわしよみ新聞の情報を得てるからかな?不思議ですw
「笑の内閣」さんの新作「超天晴!福島旅行」アフタートークライブ
イスラエルのガザ地区が昔、観光のプロデューサーを探していたことがありまして。戦乱でボロボロでなんにも産業がない。まちは破壊しつくされ、農業もできない。工場も同じくで、作る予算がまったくない。会社もない。電気、ガス、水道などのインフラすらままならない。一次産業、二次産業、三次産業、すべてが成立しない。しかしここには「物語」がある。「家が燃えた」「息子が戦死した」「その中で赤ん坊が産まれた」と。それを語り、体感してもらい、それでお金が取れる。産業になる。観光は「語り部」だけで成立する。なんにも元手がいらない。いってみれば「零次産業」なんですな。ぼくが観光を愛すのは、この無手勝な部分です。いつでも、どこでも、だれでもできるコモンズ・デザイン。もちろん「物語」を発掘する眼や嗅覚、誠実な語り口は必要ですが。
「笑の内閣」さんの新作「超天晴!福島旅行」。アフタートークライブでは、そんな話をしました。作品はええ出来で。役者さんもええキャラしてます。ぼくはいっぺんで「笑の内閣」さんのファンになりました。ぜひ皆さん、観にいってください。これは名作です。
■笑の内閣
http://warainonaikaku.sitemix.jp/
「自分に優しく。他人に優しく」
「他人に迷惑をかけちゃいけない」と日本人は教えられる。果たして、そんなことは可能なんやろうか?いやあ、ムリちゃいまっか?人間は他人に迷惑をかけずには生きていけない。人間そない、そこまで、強ないですわ。釈迦は妻子を捨て、キリストは罪人として磔刑にされ、マホメットはロリコンで息子の嫁を奪っている。
インド人は生きてる以上、他人に迷惑をかけることは当然であると認識しているとか。だから他人から迷惑行為をうけても「そういうもんや」と平然と引き受けるという。
ぼくはこのインド式の生き方、考え方に智恵というか、可能性を感じるんですな。ぼくもまたどうしても他人に迷惑をかける。だから他人からかけられる迷惑も引き受けようと思うわけです。人間は弱い。ぼくだけが弱いんやなくて。みんな、どこかしら、なにかしら、必ず、弱さをもっている。
「自分に厳しく。他人に優しく」。それはそうなんでしょうけど、それを実行しようと思っても、なかなか難しいでっせ。いや、むしろ肥大化した近代的自我では「自分に優しく。他人に厳しく」が現実やったりする。事実、いまのネット社会では、ちょっとした失敗やミスがこれでもか!と徹底して繰り返し糾弾され、下手をすると社会的抹殺にまで追い込まれかねない。そうやって平然と他人を非難し、陥れることが出来るほど、自分は完全無欠な存在とでもいうんやろうか?自分は絶対に失敗しない人間やとでもいうんやろうか?
「自分に優しく。他人に優しく」。弱さを情報開示し、失敗や挫折や苦労を「人生、そんなもんや」と許容する。降りていく生き方へ。降りていく社会へ。
「当事者研究スゴロク」は単なる「遊び」なんですが、大袈裟にいうと、その底流にはこうしたインド的(仏教的、老荘的、東洋的ともいえます)な諦観が、ちょっぴりスパイスされてます。なかなか、おもろいですよ。
■当事者研究スゴロク公式サイト
http://tk-sugoroku.jimdo.com/
社会実験者宣言
社会実験者宣言。
「九州まわしよみ新聞サミット2014」を終えて「社会実験者」を名乗ることにしました。もちろん今後も「観光家」「コモンズ・デザイナー」の活動は続けます。
「社会実験者として、なにをするか?」ってのは、今後のお楽しみに。
もしかしたら「なにもしない」かもしれません。なんせ社会実験者ですからww
※補足
近代が崩壊し、誰も彼もが生きづらさを抱える状況だが、これはいま世の中全体が「壮大な社会実験の真っ最中だから」といえる。観光家もコモンズ・デザイナーも結局は社会実験。いっそのこと「社会実験者」を名乗ろうと。名乗ってどうなるのか?ということ自体も社会実験ですw ぼちぼちやります。
「新聞のスローフード運動」(スローニュースペーパー?)
まわしよみ新聞はたった1枚の記事に対して
「見る」(記事を黙視して選ぶ)
「切る」(選んだ記事を切り取る)
「読む」(記事内容を読み上げる)…
「聞く」(記事に対するみんなの意見を聞く)
「話す」(自分の意見やみんなの意見について話し合う)
「貼る」(四つ切り画用紙に貼り付ける)
「書く」(感想やコメント、ツッコミ、イラストなどを書き込む)
と7つのアクションを起こします。「ひとりで新聞を広げて記事を黙視して終了」(新聞記事を「見る」だけ)に比べると、何度も何度も記事を咀嚼して、反芻して、ゆっくり、じっくりと味わう。これが結果として、新聞、メディアの醍醐味を教えてくれる。「新聞のスローフード運動」(スローニュースペーパー?)ともいえます。
いまは急ぎすぎる時代で、何度、説明しても、こうしたまわしよみ新聞の魅力はなかなか伝わらないんですが、実際にやってみれば、誰でもすぐに理解できるし「こんなに新聞、メディアってのは面白いものか!」と驚き、嵌っていく。その結果が九州まわしよみ新聞編集長の今日の隆盛でしょう。
今年の1月に西日本新聞社さんで編集長養成講座をやらせていただいて、わずか9ヶ月で、38ヶ所もの編集局ができあがっているとは思いもよらない結果でした。88箇所巡りはまだですが、現在でも「九州まわしよみ新聞編集局33箇所巡り」はできますねw 確実にまわしよみ新聞がムーブメントになっている。福岡の文化になっている。安武さん、吉田さん、二島さん、九州まわしよみ新聞編集長のみなさんのおかげです。また来年のサミットが楽しみです。この勢いでいけば一体どうなっていることか・・・。今後とも何卒よろしくお願いします。台風の中、大勢の方にお集まりいただき、本当にありがとうございましたm(_ _)m
画像は安武さんの記事より。はなちゃんが編集局長になって実施された「コドモまわしよみ新聞」。楽しそうでしたww
九州まわしよみ新聞サミット2014!台風直撃なのに30名近い方々に来ていただきました!みなさん、ほんまにありがとうございました〜!!m(_ _)m
青森の百石高校で実施された「まわしよみ新聞」のニュース記事が「デーリー東北」さんに掲載されました!
青森の百石高校で実施された「まわしよみ新聞」のニュース記事が「デーリー東北」さんに掲載されました!日本全国各地の小中高のNIE(「教育に新聞を」)活動に取り入れられて、確実に「まわしよみ新聞」が定着していってますね^^ NIE関係者のみなさんには本当に感謝です。百石高校のみなさん、ありがとうございます~!m(_ _)m
■デーリー東北「百石高文化祭でスクラップ使った壁新聞」
http://news.goo.ne.jp/article/dtohoku/region/dtohoku-29760491.html
新聞を教材として活用する「NIE」に取り組む青森県立百石高(荒川由美子校長)は11、12の両日、同校で開いた文化祭「たかしお祭」で、スクラップした記事を使った壁新聞を展示し、NIE活動の成果を披露した。同校は2013年度からNIE実践指定校に認定された。本年度は2年生に加え、3年生もNIEに取り組み、新聞の読み方を学び、記事を通じて各教科の専門知識を深めている。展示したのは、3年生がスクラップした記事を思い思いのテーマでまとめた壁新聞と、2年生が新聞を再構成して作った「回し読み新聞」。壁新聞では自然災害や国際情勢、情報技術(IT)、命の大切さなどが取り上げられ、「災害時の行動を常に意識しなければ」「子どもを失った母親の気持ちが分かった」などのコメントが寄せられていた。3年生の佐藤裕吾君(18)は「授業を通じて、新聞には新たな発見があり、理解が深まることが分かった。家でも読み込むようになった」と話していた。2年生のNIEを担当する平野博文教諭は「まずは新聞を楽しむことが大事。NIEを通じて、生徒が世の中の出来事に興味を持つようになった実感がある」と語った。