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なまずさま信仰、なまずさま生活

2014 年 12 月 16 日

時代のスピードは早い。被災地以外の地域では地震の記憶がどんどんと薄れているように感じていますが、かつてあった「なまずさま信仰」なんてのは、近代社会では全く顧みられなくなっている。しかし「なまずさま信仰」から派生した江戸時代の鯰絵なんかは、じつにユニークで面白いんですな。信仰から芸術や文化が産まれる。その「飛び方」が興味深い。だからぼくは、こうした信仰や芸術の原点である、なまずさまを実際に飼ってみようと思ったんですな。そこからなにか気づきや発見があるかも知れないなと。

地震は天災です。それは予知できないし、この世から無くすなんてことは到底できない。地震の前で人間は無力で、人間ができることというのもほぼ何もない。おそらく「地震と共に生きていく」ぐらいしかできない。抗ってもムリ。それでいい気がしてます。

地震の象徴たるなまずさまと暮らしはじめましたが、なんにもコミュニケーションできませんな。相手は魚です。なに考えてるか?さっぱりわかりませんわ。地震と同じように、なまずさまも「共に生きていく」ぐらいしかできない。

しかし、よくわからないものといるのは面白いですな。なまずさま、夜中にいきなり水槽の中で暴れたりしてね。「なんやねん???」の連続。「なまずさま生活」、なかなか楽しいでっせww

■なまずさま生活
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