ホーム > 雑感 > 應典院コモンズフェスタ2017企画『如是我聞』。狂い咲きサンダーロードな24時間が無事に終わりました。ご参加頂いたみなさん、ファシストの外山恒一さん、劇作家の岸井大輔さん、應典院のみなさん、ほんまにありがとうございました。

應典院コモンズフェスタ2017企画『如是我聞』。狂い咲きサンダーロードな24時間が無事に終わりました。ご参加頂いたみなさん、ファシストの外山恒一さん、劇作家の岸井大輔さん、應典院のみなさん、ほんまにありがとうございました。

2017 年 1 月 9 日

應典院コモンズフェスタ2017企画『如是我聞』。狂い咲きサンダーロードな24時間が無事に終わりました。ご参加頂いたみなさん、ファシストの外山恒一さん、劇作家の岸井大輔さん、應典院のみなさん、ほんまにありがとうございました。

去年の如是我聞2016では、ぼくは血圧180で、私淑する高血圧アニキの山口 洋典さんに「むつさん、180超えは死にます。ちゃんと病院にいきましょう」と真剣な顔で諭されて、病院通いを始め、薬を飲み、ダイエットも始め、血圧130に下がり、今年の如是我聞2017に臨みました。あのまま山口さんからアドバイスを受けてなかったら、ぼくの事やから、テキトーに乱れた生活をして脳溢血・脳梗塞でタイヘンなことになっていたかも知れません。如是我聞は命のバロメーター。当たり前やけど24時間トークは健康やないとできません。無事に終えれて、ほっとしております。

ゲストに革命家・ファシストの外山恒一さん、さらに昨今の社会状況を反映してか、今年はほぼ政治一色で、異色の如是我聞でしたが、最後に歌人の北夙川伯爵がきて、外山さんの裁判話、獄中体験話になり、それがめちゃくちゃおもろかったですな。政治の話があっさり吹っ飛びましたw 「国家」とはなにか?その答えは刑務所の中にある。革命家になるには刑務所行かないかんなと肝に命じました。まあ、ぼくは革命家になるつもりはありませんがw

今年の如是我聞は初めての「土日開催」にもなり、関係者も含めると総勢70名近い参加者になりました。24時間、最初から最後まで参加した人も2名ほど。途中で寝てましたけどw 外山さん、岸井さん、陸奥の3人はもちろん不眠不休。ぼくは38歳ですが、外山さん、岸井さんは同い年の46歳。46歳で24時間トークはキツイんやないやろか…と急に年寄り扱いしときますw

「なぜ?こんな24時間トークなんてアホなことを?」と何回か聞かれましたが、これは應典院というお寺でやっていて、いわば「行」みたいなもんです。

「言葉」ばかりが先行する時代。概念や合理性や効率・能率を尊ぶ「頭脳知」だけが肥大化し続ける。これは危ない。非合理で不条理で過剰に無駄な「行為」をすることで「身体知」を練磨させる。24時間も対話、会話、喋り続いて聞き続けて…を不眠不休でやれば、なにがなにやらわけわからんカオスモス状態になります。言葉の意味は解体され、理論は空転し、朦朧とした意識の果てに、なにかしらの「言葉の残滓」のようなものが、身体の中に澱のように残る。これが大事なんですな。乱れ飛んだ数々の言葉の残響の中に、余韻の中に、光るものがある。観える。

トポス(場)の力がそれを可能にする。やっぱり應典院はお寺ですから。どれだけ心の門を閉ざしていても漏れ伝わる声がある。音がある。身体が反応する。是の如く、我、聞けり。それが「如是我聞」です。南無阿弥陀仏。


カテゴリー: 雑感 タグ: