橘堂流情『須弥山儀図附録』(堺・正覚寺住職)
「堺七墓巡り」の「②我堂墓地」で驚いたのが「須弥像碑」。これを建立した人物が堺・正覚寺の橘堂流情住職という方らしいんですが、この方をググってみたら『須弥山儀図附録』という編著があることを知りました。「須弥山儀図」(仏教的宇宙論)の解説書のようなものですな。明治18年(1885)の本で、この後、明治26年(1893)に以下の「須弥像碑」を建立したことになります。
明治維新で開国して、近代日本の科学主義が入ってくる中で、「須弥山の解釈本」というのは時代の流れからは逆行してます。そういう人やったんでしょうな。