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共同体と共異体と

2014 年 10 月 5 日

組織でやるとなると、いろんなことがおこる。みんな、「右向け右!」になれば動きは早いが、そのぶん、方向を間違ったときは全員、破滅です。ビジネスの現場では(怖ろしいのは、いまの時代は世間というやつにも、こうした「ビジネス的思考」が蔓延していて、世間というやつすらも)とにかくスピードを重視してくる。結果を出せ!早く出せ!とにかく出せ!と。

でもアートやら文化というやつは、じっくりと育てるもので。一朝一夕でできるもんやない。同じ考えで猪突猛進する「共同体」(ビジネスをやるにはこれが最適)ではなくて、「みんなちがって、みんないい」の「共異体」であることに、それを認めるところにアートや文化の価値がある(・・・とぼくは思ってるんですが、仮に「それはちがう!」といわれても、ぼくはその意見を尊重します)。

「ちがう」「わからない」ということをお互いに認めあって、許しあって、てんやわんやでも、少しづつ、歩んでいけたらと思ってますが。


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