「住庵十日 意忙忙 脚下の紅糸線 甚だ長し 他日君来たりて もし我を問わば 魚行 酒肆 また淫坊」 『狂雲集』
2015 年 5 月 7 日
住吉・一休禅師牀菜庵跡。当時70代後半の一休宗純は住吉詣りのさいに森女という当時30代前半の絶世の美女で盲目の歌姫(瞽女ですな)と出逢い、ここで愛欲三昧の日々を送る。
「住庵十日 意忙忙 脚下の紅糸線 甚だ長し 他日君来たりて もし我を問わば 魚行 酒肆 また淫坊」
『狂雲集』
この頃の京都は応仁の乱で戦乱に明け暮れていた。一休宗純は「汝や知る都は野辺の夕雲雀上がるをみても落つる涙は」の京を離れ、住吉に庵を結び、そこで魚を殺し、酒を飲み、愛欲に耽った。京が人を殺すなら、住吉で人を愛す。破戒僧の面目躍如ですな。はっはっは。
ぼくは、こういう住吉のまちに産まれました。ええまちや。
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