【岐阜県】岐阜新聞さんが「まわしよみ新聞」のご紹介をしてくれました!^^ 記事レポートは県NIEアドバイザー・細江隆一美濃加茂西中教諭から。凄い詳しくて必見です。ありがとうございます~!m(_ _)m
【岐阜県】岐阜新聞さんが「まわしよみ新聞」のご紹介をしてくれました!^^ 記事レポートは県NIEアドバイザー・細江隆一美濃加茂西中教諭から。凄い詳しくて必見です。ありがとうございます~!m(_ _)m
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■岐阜新聞 「NIEアドバイザー通信 記事への興味、学ぶ力に 2016年 6月27日 「まわしよみ新聞」のススメ プレゼンやレイアウト駆使 県NIEアドバイザー・細江隆一美濃加茂西中教諭」
https://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/nie/advisor/201606271.htm
生徒を新聞に慣れさせる、親しませる手段の一つとして「まわしよみ新聞」が有効である。昨年度の2年生の国語科の授業で実施してみたが、生徒は毎時間楽しみながら参加していた。正直、初めての試みだったので不安な面もあったが、生徒が楽しんでいる様子を目にするとそれも消え去った。手順は以下のように進めた。
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①班全員で新聞を回し読みながら、気に入った記事を切り抜く。1人二つの新聞記事を用意する。
②全員が記事を用意したら、一人ずつ一つの記事についてプレゼンテーションをし、記事の内容とそれを選んだ理由をしゃべる。それを班内で2周する。
③全員のプレゼンテーションが終わったら、みんなでトップ記事から三つ四つ選ぶ。選んだ記事は、用意した画用紙の表面に貼り付けていく。残りの記事は裏面に貼る。
④表面には「まわしよみ新聞」の題字を入れ、イラストや感想などを記入する。見出しを切り取る、記事に線を引くなどの工夫を凝らす。
⑤完成した作品は黒板に貼り、どれがもっともいいかを選ぶ。
生徒が選んだ記事は多種多様だったが、3月11日が近いこともあり、東日本大震災関連の記事が最も多かった。また、アメリカの大統領選も報道されていたので、トランプ氏の記事もたくさん選ばれた。「保育園落ちた 日本死ね」という言葉をブログに書いた主婦の記事もたくさん取り上げられていた。その他、「巨人」で発生した野球賭博問題、軽井沢でバスが転落した事故、進路指導のミスで自ら命を絶った中3生徒の事件などが続いた。
中には、広告や漫画を切り抜いた生徒もいた。果たしてプレゼンテーションができるのだろうか、と心配したが、これが自分の体験談を交え見事だった。なるほど、興味を持てば、記事の詳細が無くてもプレゼンテーションができるのか、と感心させられた。
「まわしよみ新聞」の魅力は、切り抜く情報を記事だけに限らないことと、班でレイアウトなどを駆使して制作できる点にある。完成した壁新聞は、色彩が豊かで、イラストもレイアウトも、個性的な作品が目立った。ある生徒は言った。「先生、今日の授業はとても楽しかったし、勉強になった。またやりたい」
教師冥利(みょうり)に尽きる言葉だと感じるとともに、はっとさせられたのも事実だった。私たち教師は生徒にさまざまな力を身に付けさせたい。そのための手だては幾つもあるはずだ。生徒が楽しんで参加し、かつ「力が付いた」という達成感が味わえる授業なら、それこそ理想的である。
国語科の授業だけでなく、社会科、総合的な学習、長期休暇の宿題(家族で取り組む)など、「まわしよみ新聞」はどこでも実施が可能である。年間指導計画のしばりもあるが、例えば単元の導入や発展学習で取り入れるなど、「新聞に慣れさせよう」という気軽な気持ちで実施してみると、その効果がよく実感できると思う。ぜひお試しいただきたい。