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曽祖父・陸奥利宗から勘当された祖父・文夫は95歳の長寿を全うしたが、その最晩年になって「陸奥家の墓参りに行きたい」と言い出した。死期を前にして自分の父に謝罪したかったのかも知れない。

2021 年 12 月 14 日

曽祖父・陸奥利宗から勘当された祖父・文夫は95歳の長寿を全うしたが、その最晩年になって「陸奥家の墓参りに行きたい」と言い出した。死期を前にして自分の父に謝罪したかったのかも知れない。

ところが祖父は曽祖父から勘当されているから、その墓の場所がわからなかった。父も一時期、陸奥家の先祖の墓が気になったようで、陸奥家のルーツである高知・池川村あたりを調べたことがあるが、よくわからなかった。

祖父の心残りは、おそらく、父の心残りでもあるだろう。曽祖父に勘当された祖父。その謝罪(墓参り)の機会を作ろうとした父。

父への供養として、祖父への供養として、曽祖父の墓の場所が、なんとか調べられないか?と今は考えている。曽祖父と祖父の仲違いも、さすがに時効であろうw

僕も正直、亡き父とはいろんな確執があり、父と子というのは、常にそういうものなのかも知れない。父が死んだから、ようやく僕の中で父との対話が始まったw

曾孫の僕が、祖父と父の名代として、曽祖父のお墓参りを果たして、それを祖父と父に報告したい。


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