阿賀町の神輿
2022 年 4 月 1 日
新潟県。阿賀町。まち歩きフォトスゴロクの研修。
こんぴらさんの水があるかと思いきや、住吉神社があった。阿賀町は山の中にあるように見えるが、阿賀野川が流れている。江戸時代は川は川港で、水上交通が盛んであった。航海の神であるこんぴらさんや住吉さんが祀られるのは当然といえる。
住吉神社には神輿蔵があり、そこの説明書きによると、実際に大坂・住吉で作られた神輿であるとか。わざわざ大坂で作ったものを阿賀町(津川町)まで持ってきたということになる。住吉の大神への崇敬。すごいなあ。
大坂・住吉には、かつては「大佐」という名門大工集団がいた。あまり知られていない(残念なことに!)が住吉大社は伊勢神宮と同じように20年に一度、式年遷宮をする。古代から続き、中断した時代もあるが、お抱えの宮大工集団がいたわけで、ものづくりのDNAが連綿と受け継がれていた。住吉の大工集団たち、職人たちは神社だけではなくて地車、神輿などを手掛け、お手のものだった。
阿賀町の神輿が大佐の制作かどうかはわからない。どこだろうか。なにか記録があるのかどうか。みてみたいなあ。
カテゴリー: 雑感