新潟県。阿賀町。まち歩きフォトスゴロクの研修。 「雁木発祥の地」
2022 年 4 月 1 日
新潟県。阿賀町。まち歩きフォトスゴロクの研修。
「雁木発祥の地」とあった。この辺は雪深い。大雪となるとあれよあれよと交通手段がシャットダウンされる。ライフラインが崩壊しかねない。そこで雪を防ぐための雁木というアイデアが生まれた。
要するに街道沿いの商家の庇(ひさし)を伸ばして雪が道を塞ぐのを阻止しようというものらしい。阿賀町の商家は、現在は空き家になったり、建て直しになったりしていて歯抜けのようになっているが昔は雁木が並んで人々の往来を守ったらしい。
この手の「共助」の精神は雪国には強い。色濃く残っている気がする。雪がある意味「みんなの共通の敵」みたいなところがあるw 雪対策には一致団結して取り組まないといけない。何もいわれてないのに自分の家だけではなくて隣の家、隣の隣の家、隣の隣の隣の家の道路や屋根なども雪掻きしていく。それが当然というようなマインドが強い。
雪国の都市がいいなあと思うのは、こういう共助が息づいているところ。それだけ雪が恐ろしいということでもあるんですが…。自然環境が厳しいから人が暖かくならないと生きていけない。
カテゴリー: 雑感