『福島白河バージョン まち歩きフォトスゴロクノート』、ついに完成です!!!
去年の後半はこの仕事にドップリだったんですが『福島白河バージョン まち歩きフォトスゴロクノート』、ついに完成です!!!
福島県立博物館さんのポリフォニックミュージアムのプロジェクトにアーティスト枠として招聘され、白河の高校生と白河のまちを結びつけるワークショップとコミュニケーション・ツールの開発…ということで作成したのがこちらです。
元々、大阪ではフォトスゴロクを作成して、いろんな現場で使っていたのですが、それを編集、カスタマイズし、福島県バージョン、白河市バージョンのまち歩きフォトスゴロクを作成しました。
構成は大まかには5つ。
①白河まち歩きフォトスゴロクのワークショップの藤城 光さんのレポート(読ませます!)
②僕の白河リサーチのレポート「白河を逍遥しながら」
③「まち歩きフォトスゴロクの作り方」「まち歩きフォトスゴロクの効果」
④「陸奥賢作成の白河まち歩きスゴロク」(こんな感じで作ります…という一例の紹介です)
⑤みんなで実際に作ることができる「白河まち歩きフォトスゴロク」「福島まち歩きフォトスゴロク」
特に凄いのが⑤でして。このノートは去年の仕事の報告書であるのですが、それだけに収まらずに「あなたも実際にまち歩きフォトスゴロクが作れまっせ!ぜひとも作ってください!」という「遊びの仕掛け」が組み込まれています。
今回のプロジェクトはやりながら報告書で留まっていては勿体ない…という気がしていて出来ればプロジェクトのプロセスや方法論ややり方が開示され、共有され、実行され、社会化されていく…というカタチまで持って行きたかった。なので報告書+実践ツールを一体化してノートに纏めてみました。
僕はコモンズ・デザイナーと名乗って諸々の社会実験プロジェクトを展開してますが要するに「いつでも、どこでも、だれでも使用可能な社会財、共有財を作りたい」というのが常に念頭にあります。『まち歩きフォトスゴロクノート』はコモンズ・デザインの理念に則った最新作品です。
これはまた僕ひとりだけの力ではなくて福島県立博物館さん、白河のコミュニティカフェ「エマノン」のみなさん(とくに代表の青砥 和希さんには多大なご協力を頂きました。青砥さんがいないとこのプロジェクト成立してません!本当に感謝です!m(_ _)m)、白河の高校生のみなさん、白河各地のミュージアム関係者や白河市役所の方など、いろんな方にお世話になり、ご協力頂き、試行錯誤しながら完成しました。
いまはノートはミュージアムやアート関係者に配布されていると思いますが、数に限りがあります。PDF化して公開されて福島、白河のいろんな方にダウンロードしてプリントアウトしてもらい、あちらこちらでまち歩きフォトスゴロクが作られて欲しいなあ…と考えてます。
できれば、福島、白河の中学生、高校生たちにやってもらいたい。学生さん、若者たちが「わがまち」を発見し、語り合い、遊ぶツールになれば、これほど嬉しいことはありません。