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本日は父の納骨式

2022 年 4 月 17 日

本日は父の納骨式。

なんとなく4/17を選んだが、よく考えたらイースターであった。イエス・キリストの復活の日。仏教徒だから関係ないが。

父を納骨すると不思議なくらい、気持ちに区切りがついた。もう父は死んでしまったが家に遺骨がある状況というのは変な話だが、なんだかまだ父がちゃんと死んだという気がしなかった。遺骨もすべて墓の下に納めて、ようやく、ちゃんと父とお別れする気がした。これが日本人の骨信仰というやつか。たかが骨ではないかと思いつつも、されど骨という気もする。

墓の下には祖父母の遺骨も納められている。覗いてみると、なんとそのまま無造作(?)にバラバラと遺骨があった。どの骨が祖母で、どの骨が祖父か、さっぱりわからない。陸奥家の骨として一体化している。こんな感じで納めるのか…と、これはなかなか衝撃ではあった。父の遺骨は布に包んで置いたが、この布もやがて分解され、父の骨も祖父母の骨とごちゃ混ぜになり、やがて土に還るのだろう。
いま墓を建てない自然葬が人気らしいが、墓があっても遺骨は土に埋められる。墓のあるなし関係なしに本質的には自然葬であって、結局、人間は、すべて自然に還っていく。

見事なまでの快晴で、陽射しが春めいていた。青空と白骨のコントラストよ。父を見送るには、ええ日であったように思う。


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