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神田。小川町。太田姫稲荷神社。

2023 年 3 月 17 日

神田。小川町。太田姫稲荷神社。大阪人にはまるでピンとこないが、東京人が愛してやまないのが太田道灌。東京界隈歩いてると、ほんまに、あちらこちらに太田道灌の銅像があります。銅像があると思ってみたら太田道灌で、どいつもこいつも、どこもかしこも太田道灌だらけ。それは言い過ぎか。

いや、しかし、ほんまに太田道灌にまつわる伝承、伝説は多く、太田道灌の姫さまの伝説がこちらの太田姫稲荷神社。姫さまが天然痘、疱瘡に倒れて、父親の太田道灌が京の一口稲荷にお参りしたら見事、完治したので当地に勧請したという。

一口は「いもあらい」と呼んで京都でも有名な難読地名のひとつ。天然痘、疱瘡は全身がイボだらけになるわけですが、イボを霊水で洗って治すので「いぼあらい」が訛って「いもあらい」になったとか、天然痘、疱瘡の身を浄める霊水、霊泉の取水口がひとつで「一口」と書いたとか、いろいろと語源の諸説がありますが、よくわからない。

天然痘、疱瘡、流行病というのが恐れられたというのはよくわかります。その疫病退散、厄病封じの神さまということでしょう。元はお茶の水あたりに元宮がありましたが、国鉄の総武線が拡張するというので昭和の頭に現在地に遷座したとか。無茶苦茶しまんなあ。国鉄は。

太田姫は天然痘、疱瘡が治ってから、どうなったのか?詳しい記述はなかったですが、調べたら、なんか出てきそうですな。

美しいお姫さまが天然痘、疱瘡によって醜い顔になって男に騙されて…なんてのは、まあ、鶴屋南北あたりが好きそうなお話でw 太田姫。気になる。


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