歴史は螺旋階段のように

鎌倉に幕府を置いて武士時代が到来したのに、室町でもう一度、幕府を京都に置いて公家政権をやったかのように、皇帝ナポレオンを駆逐したのにナポレオン三世を担いで第二帝政をやったかのように、人類の歴史を俯瞰すると、決して一直線の上昇階段などではなくて、螺旋階段のように、グルグルグルグルと同じところを廻ったりもしています。廻ったりしているけれども、何度も何度も不幸を重ね、血を流し、痛みを伴いながらも、しかし、実は以前よりも、少しだけ高い位置にいる。「3歩進んで2歩下がる」というような「反動・逆行の時代」を経ながらも、人類はそうやって今日の文明を築きあげてきました。特定秘密保護法案なんてのも、後世から見たら首をかしげるぐらい、時代の流れ(情報文明化)に反動・逆行している悪法ですが、これは要するに国家官僚主義の限界露呈そのものであり、断末魔であり、悪足掻きなんでしょう。時代が変わる。それがいまの権力者たちには怖くて耐えられない。だから過去の国家官僚主義にしがみつく。しかし、それはもう明らかに通用しません。もうやめにしませんか?とほんとに言いたい。まぁ、人類社会は、最後には、この障壁をも乗り越えて新しい歴史、文明を作るだろうと信じていますが・・・。

以上は、内田樹先生のブログ記事「特定秘密保護法案の廃案を求めるアピール」を拝読しての雑感。

■内田樹の研究室「特定秘密保護法案の廃案を求めるアピール」
http://blog.tatsuru.com/2013/11/27_1135.php


2013年 11月 28日
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