浜松の障害者福祉施設クリエイティブサポートレッツの観光プロジェクト「レッツ、観光、はじめます。」のリーフレットができました。
これ、ただのリーフレットやおまへん。なんと「レッツ100時間タイムトラベルツアー」の「スタンプカード」になってます!!!1時間、レッツに滞在すると、スタンプを1個押してもらえます。100個スタンプを集めると、「レッツ100時間タイムトラベルツアー完了!」ということですw
なぜ、100時間という長期滞在ツアーなんかを実施するのか?・・・これは「すっぴんのレッツ」「ありのままのレッツ」を観てほしいということです。というのも、ほんまにレッツの凄いところ、面白いところというのは、「施設のみなさんと一緒にワークショップをしましょう!」といった「作為的な時間」(それは「作られたレッツ」「お化粧をしたレッツ」です。それはそれでオモロイんですがw)やのうて、なにげない、さりげない、日常の中にあるんちゃうか?・・・という気づきから、なんとかそれをそのまま観光ツアーとしてパッケージでけへんやろか?と考えたわけです。それで久保田翠さんはじめレッツのみなさんと何度も何度も何度も打ち合わせをして(結構、難産でしたww)、この「レッツ100時間タイムトラベルツアー」プロジェクトが産まれました。
じつは久保田瑛ちゃんが自分の友人の大学生たちを引き連れて「レッツ3泊4日ツアー」(3泊4日は96時間。約100時間の発想はココから来ました)をやったんですが、その結果、いろんなことが起こったんですな。大手の会社に就職が決まっていた学生さんが福祉関係のベンチャー企業を目指したり、ある若者は旅人(!?)になったりした。レッツに100時間いて、人生が変わってしまった。その予想外すぎる結果に、みんな驚いてしまったわけです。
まぁ、しかし、100時間もレッツにいたら、必ず、何かが起こりますわ。予想もつかない何かが。その事件というか、ハプニングというか、劇的な光景には、ほんまに我が身が揺さぶられます。それは人生を変えうる体験になりうる(若い学生さんなんかはとくにそうでしょう)。すごいとこです。レッツこそ、アルス・ノヴァこそ、浜松最後の秘境です。
リーフレット、ダウンロードして、プリントアウトしてみてください。それでスタンプカードを作って、切り取って、持参して、レッツに遊びにいってください。1時間ごとにスタッフのみなさんがスタンプを押してくれます。一気に100時間滞在でなくても構いません。何回でも来てください。累積していきますので。100時間のレッツ観光を。ぜひともm(_ _)m
「人生の答え」は見つかりませんが、「人生の問い」は見つかります。
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リーフレットができました。
http://100htour.net/?p=78
100マスのスタンプラリーシートがついた「タイムトラベル100時間ツアー」のリーフレットができました。ただいま関係各所に配布中です。ミシン目がついていてスタンプカード部分をペリペリと切り離すことができるので、機会があればぜひ実物を手にとってみてください。こちらにリーフレットの印刷用データをあげておきます。プリントしてご活用ください。
■リーフレットデータ(印刷用)/5.4MB
http://100htour.net/wp-content/uploads/2016/06/leaflet100htour_ms.pdf
障害者福祉施設が観光をはじめたらどうなるんやろうか?それは、もしかしたら『当事者研究』ならぬ『当事者観光』のようなものになるのかも知れない…。
障害者福祉施設を「観る」ことで「意味不明」や「バクハツ」や「カオスモス」や「モヤモヤ」や「なんか怖い…」や「摩訶不思議」な「異日常」(←日常・非日常ではなくて異日常。日常なんやけど、ちょっとだけ、どこかズレてることが多々、おこります。よく観ないとそれはわからない)に気づきます。長く滞在していると、誰でも、その「他者性」に揺さぶられる。「なぜ?どうして?」といった「問い」も産まれてきます。
しかし、その「問い」に理路整然とした答えがあるとは限りません。レッツのスタッフに聞いても「いやあ、よくわからないんですよねぇ」といった曖昧模糊な答えしか返ってこなかったりします。わかりやすい、明確な答えなんてのはないから、推論や想像や模索が始まります。その「問い」はやがて自らにも反転してくる。
「彼らはなぜ障害者なんやろうか?」「どうして自分は障害者ではないんやろか?」「障害者と自分はどこがちがうんやろか?」…。
そうやって「他問」が「自問」へと反転された結果、自分の中にもある「障害者性」「当事者性」が観えてくる…なんてことがあるかもしれないし、ないかもしれないww
レッツの新しいプロジェクトです。いろいろとコラボで仕掛けていきます。ツアーもやります。乞うご期待くださいm(_ _)m
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◎レッツ、観光はじめます。
http://cslets.net/hotnews/news-666
観光といっても、レッツがどこかの名所を案内する訳ではありません。私たちの日常を見に来てもらう観光をはじめます。
これまでも、どうお客さんに来てもらうか・どのような体験をしてもらうか試行錯誤してきました。今回、観光という切り口から観光家の陸奥賢さんと検討し、たどり着いたコンセプトが<レッツの【ありのまま】に、【長い時間】浸ってもらう>ということです。そこで、「タイムトラベル100時間ツアー」という企画を立ち上げました。
とにかく100時間いてもらえれば、何か感じてもらえるのではないか?むしろ、私たちの活動の何かを感じてもらうには、100時間くらい長く居てもらうしかないと考えています。
ただ一度に100時間というのは難しいと思います。そこで、各自の都合に合わせて何度かに分けて滞在し、合計100時間の滞在を目指すツアーになっています。詳しい参加方法は、ウェブサイトをご確認ください。
とにかく難しいことは考えず、気軽に遊びに来ていただければ嬉しいです。普段の生活では出会えない面白さや悩みに出会える機会になると思います。
最後に、本企画のアドバイザー陸奥さんの言葉を借りて締めさせていただきます。
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観光は「光を観る」と書きます。いまは観光をしかける側が、必死になって「事」や「物」を光らせようと努力します。「お・も・て・な・し」に必死になる。でも、ほんとうは光は「観る側」が見つけるものです。ある詩人はいいました。「山路きて なにやらゆかし すみれ草」。山道の路傍に、ひっそりと咲いている小さなすみれ草。その美しさに気付くのは、光を観るのは、「観光者自身」によるのです。草は光りません。花は光りません。それを光らせるのは、あなた。あなたの心。
陸奥 賢(観光家 / コモンズ・デザイナー / 社会実験者)
【岩手県】NIE(教育に新聞を)サイトに「まわしよみ新聞@盛岡カレッジオブビジネス」の取材記事が掲載されました!^^ 鈴木弘樹岩手県NIE協議会事務局長のレポートです。ありがとうございます~!m(_ _)m
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■NIEトップリポート NIEの現場から盛岡の2校 「出前授業」で学ぶ
http://nie.jp/teacher/advisor/report/2016/06/20_010197.html
盛岡市の専門学校、盛岡カレッジオブビジネス(工藤昌雄校長)のショップビジネス科、観光ビジネス科の1年生21人は同日、新聞を使ったワークショップ「まわしよみ新聞」を行いました。講師には、岩手日報読者センターの多田比呂子さんを派遣しました。5グループに分かれた学生らは、日ごろ触れることのない新聞に戸惑いながらも、さまざまな日刊紙を閲覧。興味を持った記事や広告を切り抜き、グループ独自の壁新聞を仕上げました。
報道部など記者経験のある多田さんは、新聞とインターネットの情報発信の違いなども解説。生徒たちに「新聞にはさまざまな話題が載っています。情報ツールの一つとして新聞を活用し、広い視野で社会を生き抜いてほしい」と助言しました。社会人としての即戦力育成を掲げる同校は、教養を広げる教材として積極的に新聞を取り入れています。
鈴木弘樹(岩手県NIE協議会事務局長)(6月20日)