應典院にてお寺ミーティング「宿坊は寺院を救えるか?」。秋田住職と宿坊研究会の堀内さんとトーク。
2017 年 3 月 13 日
應典院にてお寺ミーティング「宿坊は寺院を救えるか?」。秋田住職と宿坊研究会の堀内さんとトーク。
堀内さんからお聞きした、成功している宿坊は、代替不可能な「自分だけに用意された物語」が感じられる場所やないかな?という気がしましたな。そして、その物語の核となるのは、シチュエーション(半径5キロに人がいない宿坊)やシステム(1日1人しか宿泊を受け付けない宿坊)もありますが、やはり「僧侶」というヒューマンウェアに寄るところが大きいんやないか?とも。いっぺんいかなわかりませんな。これは。しかし。宿坊に。泊まらなわからん。
また下寺町和空は、当然の如く下寺町にあるわけで。下寺町は聖と俗の境目にあるのがオモロイんですな。聖の上町台地やなくて、俗のミナミでもなくて、そのあいだに位置する。聖俗が、陰陽が、生死が、日常と非日常が入り混じり、交錯する稀有な空間。高野山や比叡山のような宗教的に純化された静謐なる山上伽藍やのうて、都市の喧騒の、カオスモスの辺縁にある。だからでこその「場の力」があるように思うんですな。
僧侶というヒューマンウェアと、下寺町というシチュエーションと、和空というシステムが重なって、人生を揺さぶるような観光体験…仏教との逢着が産まれることを期待してます。
※画像はトークのあとの反省会というかぶっちゃけの会。清濁アルコール合わせ飲むのが下寺町應典院ですww
カテゴリー: 雑感