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大阪まち歩き大学。新潟・阿賀町留学。鹿瀬。龍蔵寺。草倉銅山坑夫無縁供養塔。

2022 年 3 月 31 日

大阪まち歩き大学。新潟・阿賀町留学。鹿瀬。龍蔵寺。草倉銅山坑夫無縁供養塔。

江戸時代、会津藩最大の銅山といわれたのが草倉銅山。明治以降は古河鉱業の創立者・古河市兵衛が明治政府から払い下げをうけて経営した。しかし明治末期になると産出量は減少し、大正3年(1914)についに休山。古河鉱業は生産拠点を足尾銅山へと移し、大量の坑夫たちもそちらに移っていった。

古河鉱業は足尾銅山で銅の大量生産を行い、それと同時に鉱毒をそのまま渡良瀬川に垂れ流して大問題となる。義憤に駆られたのが政治家の田中正造で明治天皇に直訴しようとして逮捕される。有名な足尾銅山鉱毒事件であり、日本最初の公害事件です。近代化の闇、時代の闇ですな。

昭和電工の工場跡の目の前に、この無縁供養塔があり、なかなか考えさせられます。


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