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まち歩きフォトスゴロクの魅力と、その可能性を伝えてくれる青砥さんの記事。嬉しく、素晴らしいので抜粋してご紹介w

2022 年 4 月 10 日

まち歩きフォトスゴロクの魅力と、その可能性を伝えてくれる青砥さんの記事。嬉しく、素晴らしいので抜粋してご紹介w

しかし、僕が白河をリサーチしながら「まち歩きフォトスゴロク」の方法論がいいだろう、間違ってないだろう…と僕に自信を与えてくれたのは青砥さんが高校生たちと一緒に作成した『ヨリミチ Drop in Shirakawa Vol.3』でした。

http://uraniwa.jp/notice/1507

このフリーペーパーがほんまよくて。「100円で買える白河グルメ」のご紹介。これは高校生たちが自分たちで編集会議をして取材して記事を書いて纏めていったとか。要するに大人たちが設定した「地域課題の解決」なんてのを入口、出口にしてない。高校生たちが等身大に、フラットかつニュートラルに、まちや地域の人と出会い、語っている。だから面白い。

こういう『ヨリミチ』の理念に共感、共鳴、共振してできたのが「まち歩きフォトスゴロクノート」です。青砥さんの数々の先行事例。それがないと今回の僕の仕事は、ノートは出来上がっておりませんw 深く感謝です。ほんまに。

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■地域探究学習とまち歩きスゴロクの価値/ポリフォニックミュージアム記録集寄稿文

https://note.com/junbishitsu/n/n28b0119600f4

「まち歩きスゴロク」で展開された参加者の地域の語りは、多様で些細な経験の語りの連続でした。どの看板が魅力的か、その裏側にどんなストーリーがあるのか想像した上で、その面白さを伝えたい。白菜をお裾分けしている夫妻が町にいて、それを目の当たりにしたことを伝えたい。これらのエピソードはあまりに些細だと思われるかもしれませんが、ここに私は、地域がもう一度若者のよすがとなる可能性を見出したいのです。

スゴロクに選ばれた写真は、有名でもなく保全されているわけでもない地域の記憶が、町を自分の足で歩いた高校生に出会った瞬間の記録です。そこから湧き上がる率直な態度と語りが、写真の共有を通じてテーブルの上で繰り広げられました。地域という空間の中で、自分だけが立ち会ったかもしれないという瞬間を持つこと。そして、どんな語りでもスゴロクの貴重な一コマとして、地域にまつわるわたしたちの物語になっていくこと。個人の体験が、全員が共有する物語に変化していく過程が、この「まち歩きスゴロク」最大の特徴だと思います。今回のワークショップから発信されている、どんな些細な経験であってもそれをふりだしにして、自分と自分たちにとっての地域の意味を考え始めてよいのだ、というメッセージ。これが、地域との関係に悩むどこかのまちの高校生のヒントになることを期待しています。


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