「タイムトラベラー謎解き遣唐使」の取材でハルカスへ。
「タイムトラベラー謎解き遣唐使」の取材でハルカスへ。
https://www.abenoharukas-300.jp/time-t.pdf
聖徳太子1400年御遠忌特別企画やそうです。近鉄不動産主催。謎解きよりもハルカスの眺望が現実離れしてて呆然としてしまいましたな。
仕事などで過去3回ほどきてますが、いやあ、300メートルの高さとか改めてヒューマンスケールではない。日常感覚が狂いますわ。いまだにフワフワする。
「タイムトラベラー謎解き遣唐使」の取材でハルカスへ。
https://www.abenoharukas-300.jp/time-t.pdf
聖徳太子1400年御遠忌特別企画やそうです。近鉄不動産主催。謎解きよりもハルカスの眺望が現実離れしてて呆然としてしまいましたな。
仕事などで過去3回ほどきてますが、いやあ、300メートルの高さとか改めてヒューマンスケールではない。日常感覚が狂いますわ。いまだにフワフワする。
大阪まち歩き大学。藤井寺。道明寺天満宮。土師社。
古代、権力者が亡くなると死後の生活のために親しい一族の者、部下、生口(奴隷)などが生き埋めにされた。「殉葬」というが、土の中から哀れな泣き声や嗚咽が聞こえたという。
その残酷な風習を改めようと人間のカタチをした埴輪を埋めることを提案したのが出雲出身の野見宿禰。11代の垂仁天皇に認められ、その功績から所領地を与えられた。それが現在の道明寺界隈で野見宿禰は土師氏の祖先だから、ここは土師氏の本拠地となる。
野見宿禰はノミノスクネと読み、このノミは大工道具の鑿(のみ)に通じる。古墳を作るには石を削ったり掘ったりの作業が必要で、それには鑿を使うから「鑿(のみ)の宿禰(貴人)」という名前を推察すると大工の棟梁みたいな存在と思われる。日本は世界最大のゼネコン大国だが野見宿禰こそは土建屋のオッサンの始まりといえる。
土建屋のオッサンこと野見宿禰は力自慢で、だから同じく力自慢の当麻蹴速と戦ったというエピソードもある。当麻蹴速(たいまのけはや)は大和の当麻村(奈良県)にいた蹴速(蹴るのが速い=足技の格闘技に長けた男か)といったような意味で、野見宿禰と対決するが腰骨を蹴りで折られて殺されてしまう。可哀想に。出雲の男(野見宿禰)と大和の男(当麻蹴速)が戦って出雲の男が勝つというのもなかなか意味深ではあるが…。
そして、この対決をもってして「我が国初の相撲である」という説があるが「蹴り殺す」という決まり手(?)は今の我々のイメージする相撲とはかなり解離している。もっと荒荒しい原始的な格闘技であって、これを相撲の発祥というのは、ちとムリがあると個人的には思う。
相撲が相撲たりえるのは、やはり「土俵からでたら負け」というシステム、ルールの発明からだろう。そして今のような土俵は江戸時代にできたとされる。結局、相撲の発祥は江戸時代…というのが順当なところではないだろうか。
日本相撲協会としては『日本書紀』に書かれている野見宿禰と当麻蹴速の格闘技こそが「元祖相撲」で「相撲こそは日本の国技」と宣うが、これはやはり贔屓が過ぎるように思う。僕は相撲好きですが歴史修正主義にはアンチですw
野見宿禰、土師氏は古墳時代は栄えるが、古墳時代の終焉と共に勢力も衰えていく。しかし一族の中から文章博士(歴史、漢学、儒教の先生)が出てきて、その子孫が菅原道真だったりする。だから道明寺は菅公の故郷で実際に太宰府に流される前に当地を訪れた。
なんというか道明寺は歴史の蓄積、厚みが凄い。太い。濃い。深い。
大阪まち歩き大学。道明寺天満宮で度肝を抜かれるのが境内にある修羅(しゅら)。巨石を運ぶ道具で、古代の土師氏はこの修羅を用いて百舌鳥古墳群、古市古墳群などの巨大古墳を作ったという。
要するに石を運ぶ「ソリ」なわけだが、そもそも「修羅」が訛って「ソリ」になったという説がある。修羅→しゅら→すら→すりという変形だろう。
昭和53年(1978)に道明寺天満宮の氏地である三ツ塚古墳の周濠から約8.8mと約2.8mの大小2基の修羅が出土したという。本物は近つ飛鳥博物館と藤井寺市立図書にあり、文化財にも指定されている。この辺は土建屋一族の土師氏の本拠地、故郷だから、この巨大修羅はその土師氏が活躍した痕跡、証拠のようなものといえる。
道明寺天満宮に置かれているのはドキュメンタリー映画『鬼に訊け』で有名な宮大工の西岡常一棟梁によって製作された「復元修羅」だが、これがまた実に大迫力。上に置かれた石の重さはわからないが、これだけの巨石を運ぶには一体どれだけの男衆、人手がいることか。
おそらく古代には、これほどの巨石の運搬は鳴り物、お囃子などで調子、音頭を取り、勢いをつけて、まるでお祭り騒ぎのような光景であったろうと思われる。関わる者みんなで力をあわせないとこれだけの難事業は成し得ない。序列もあれば、組織もあれば、信仰もあったろう。
この修羅が面白いのが大阪で盛んなだんじり祭の始まりではないか?という説があること。だんじりの「だん」は「壇」のことで祭壇、仏壇という言葉なんかもあるが要するに祭礼をする場であり、聖なる空間であり、神仏の依代の場といえる。修羅は巨石を運ぶが、巨石こそはまさに神そのものであるから、これは「壇」といえる。
だんじりの「じり」というのは「そり」(だんそり→だんじり)がこれまた訛ったものといい、そのように解釈できるとしたならば、まさしく「だんじり」とは「壇修羅」となる。
あくまで言葉の響き、音からの連想に過ぎないが、それなりに説得力のようなものがある…かな?まあ、だんじりのルーツとは何か?は諸説あって、よくわからないが個人的にだんじり=壇修羅説は興味深い。
本日は父の納骨式。
なんとなく4/17を選んだが、よく考えたらイースターであった。イエス・キリストの復活の日。仏教徒だから関係ないが。
父を納骨すると不思議なくらい、気持ちに区切りがついた。もう父は死んでしまったが家に遺骨がある状況というのは変な話だが、なんだかまだ父がちゃんと死んだという気がしなかった。遺骨もすべて墓の下に納めて、ようやく、ちゃんと父とお別れする気がした。これが日本人の骨信仰というやつか。たかが骨ではないかと思いつつも、されど骨という気もする。
墓の下には祖父母の遺骨も納められている。覗いてみると、なんとそのまま無造作(?)にバラバラと遺骨があった。どの骨が祖母で、どの骨が祖父か、さっぱりわからない。陸奥家の骨として一体化している。こんな感じで納めるのか…と、これはなかなか衝撃ではあった。父の遺骨は布に包んで置いたが、この布もやがて分解され、父の骨も祖父母の骨とごちゃ混ぜになり、やがて土に還るのだろう。
いま墓を建てない自然葬が人気らしいが、墓があっても遺骨は土に埋められる。墓のあるなし関係なしに本質的には自然葬であって、結局、人間は、すべて自然に還っていく。
見事なまでの快晴で、陽射しが春めいていた。青空と白骨のコントラストよ。父を見送るには、ええ日であったように思う。
自販機で、ようわからん缶コーヒーを見ると買ってしまう。大阪人の哀しい性(?)よ。
ネボケKING。「赤、緑、青の三色ってなんかの国旗か?」と思って検索したら「火星の国旗」でした。意味わからん。
味はとくに問題なく。それなりです。
■4月20日(水) 13:00:大阪まち歩き大学【JR環状線②天満駅~桜ノ宮駅】裏天満から葭原墓地跡を経て大川へ
https://www.facebook.com/events/966540380669012/
https://coubic.com/osakamachiarukidaigaku/596450
天満駅北側は闇市の名残りなどもあり、近年は「裏天満」と呼ばれています。さらに北側の天六界隈には、かつての大阪七墓のひとつ・葭原墓地がありました。また長柄エリアは戦前は大阪市でも有数のスラムとして知られていました。天六ガス爆発事故なども当地で起こった悲劇です。それらの痕跡を訪ね歩いて桜ノ宮に向かいます。
■集合場所:JR「天満駅」改札口前
■ルート:①天満座跡→②池田町→③葭原墓地跡→④くらしの今昔館→⑤長柄霊園→⑥国分寺→⑦都島橋→⑧大阪市水道発祥之地→⑨毛馬桜之宮公園
■解散場所:JR桜ノ宮駅
■定員:10名(先着順)
■参加費:1500円
■ガイド:陸奥賢(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)
1978年生まれ。大阪生まれ。堺育ち。大阪まち歩き大学学長。日夜、大阪のまちを逍遥し続けている。2008年から2013年まで「大阪あそ歩」(観光庁長官表彰受賞)プロデューサー。「大阪七墓巡り復活プロジェクト」「まわしよみ新聞」(読売教育賞NIE部門最優秀賞受賞)「直観讀みブックマーカー」「当事者研究スゴロク」「歌垣風呂」(京都文化ベンチャーコンペティション企業賞受賞)「仏笑い」「劇札」「北船場将棋」「死生観光トランプ」「和泉そぞろ」「泉北てくてく」「堺探検クラブ」(堺商工会議所主催・地域活性化ビジネスプラン・SAKAI賞受賞)などを手掛ける。著書に『まわしよみ新聞をつくろう!』(創元社)
大阪まち歩き大学。大阪駅から天満駅まで。このコースのハイライトのひとつは南濱墓地。大阪七墓巡り復活プロジェクトでもお馴染みですが、七墓ではさっと巡るだけ。
大阪まち歩き大学では周辺も含めて歩き、みなさんとお参りする。少人数だから中身がこれまた濃いですw
日付のある画像の撮影はヒロツさん。ありがとうございます!( ´ ▽ ` )
大阪まち歩き大学。大阪駅から天満駅まで。久しぶりでちょっと特別バージョンで3時間ほどに。
次回は4/20(水)です。参加者募集中!
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■陸奥賢(むつさとし)のブログ
大阪まち歩き大学学長の陸奥賢の公式サイトです。大阪のまちネタや日々の活動報告、雑感など記録しています。
http://mutsu-satoshi.com/