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2013 年 4 月 23 日 のアーカイブ

無意味に逍遙する中で出会う情報の可能性

2013 年 4 月 23 日 Comments off

いろいろとありまして4/29、5/6に関西学院大学の社会学部で「まわしよみ新聞」をやることになりました。

インターネットの最大の弱点は「検索性に優れすぎている」という部分でして。自分が知りたいと思う語句を検索したら、すぐ、その情報にアクセスできる。情報を取得するプロセスに「迷い」や「紆余曲折」がないんですな。例えば、とある某書を欲しいと思って本屋にいって棚を探しているうちに「おや?」と全然、当初の目的とは違う本が気になってパラパラと中身を捲って「なんとなくこっちを買おう」となって読んでみると、当初、自分が欲しいと思っていた本よりも、なんとなく手にした本の方が面白かった・・・といったような「偶然の幸運」(セレンディピティ)が成立しにくいわけです。人生の醍醐味はこうした意外性の体験だというのにインターネットには、それがないんですな。100%ないとはいいませんが成立しにくい。

目的論的に情報を取得するのではなく(それは結局、自分の世界観を超えません)、無意味に逍遙する中で出会う情報の可能性(それは意外性に満ち、自分の世界を超えた世界を予感させます)。それを体感し、その必要性を訴えるのが「まわしよみ新聞」です。関西学院大学の学生さんたちに、そのメッセージが届くか?どんな反応をしめすのか?ちょっと楽しみですww

■まわしよみ新聞
http://www.mawashiyomishinbun.info/
http://www.facebook.com/mawasiyomisinbun


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急にまわしよみ新聞の公式サイトの訪問者数が上がっていてビックリしたら先だっての読売新聞さんの「まわしよみ新聞」の取材記事がサイトに掲載されてましたw 感謝です!m(_ _)m

2013 年 4 月 23 日 Comments off

急にまわしよみ新聞の公式サイトの訪問者数が上がっていてビックリしたら先だっての読売新聞さんの「まわしよみ新聞」の取材記事がサイトに掲載されてましたw 感謝です!m(_ _)m

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=76117


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「まわしよみ教科書@足尾銅山鉱毒被害地」より。有名な田中正造の足尾銅山鉱毒事件の被害地図が掲載されていたので比較してみました。左が「清水書院」。右が「帝国書院」です。

2013 年 4 月 23 日 Comments off

「まわしよみ教科書@足尾銅山鉱毒被害地」より。有名な田中正造の足尾銅山鉱毒事件の被害地図が掲載されていたので比較してみました。左が「清水書院」。右が「帝国書院」です。

「帝国書院」の方が詳しく地図の汚染度合も若干、広いです。とくに「群馬県の太田界隈」が鉱毒に汚染された地域ということになっています。ところが「清水書院」では太田界隈は汚染地域にはなっていません。しかし逆に「帝国書院」では「群馬の館林界隈」が汚染地域になっていませんが、「清水書院」では「館林界隈」が汚染地域となっています。なんでこんなことになってるのかちょっとよくわかりませんが、群馬県の太田や館林界隈に住んでいる中学生たちがこれらの教科書を見たら、一体、なんて思うのか?気になりますな・・・。

■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~

http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo

国(文部科学省)が検定した中学生の歴史教科書8冊をまわしよみます。「○○社の教科書が正解で●●出版の教科書が間違っている」とかそういうことではなく、また「自虐史観VS自賛史観(自尊史観)」ということでもありません。すべての歴史教科書に敬意を払いながら、それでいて「近代国民国家が教える歴史教育とはなにか?」を可視化し、「世の中にはいろんな歴史教科書があり、いろんな歴史観があるのだ」ということを伝えていきたいと思っています。


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