文化を育てようと思うならどんどんとオープンソースにするほうがいい
2015 年 3 月 17 日
まわしよみ新聞、ありがたいことに日本全国各地でウケておりますが、ぼくが2012年9月に大阪で最初やったときは、こんな品のええもんやなかったです。酒飲んで、仲間うちで、スポーツ新聞ばっかりでまわしよみ新聞をやったもんですから、切り抜くのは「壇蜜と密談!どや!」みたいなエロ記事ばっかりで、それはそれはもうひどいまわしよみ新聞でしたww
ただ「やたらオモロイし、これはオープンソースでやろう」とやったんがよかったんですな。観光、まちづくり、宗教、アート、デザイン、教育、メディアの関係者がどんどんと参加してくれて、いまのような文化的活動、一大ムーブメントになりました。ぼくがはじめたころは「壇蜜!」とかいうてましたから、まわしよみ新聞を新聞社さんがニュースカフェ、メディアカフェという取り組みに導入したり、NIEと連携・連動して小中高大で実施されるなんてのはまったくの想定外というか、正直、「えらいこっちゃ」とひっくり返ったわけですw でも、オープンソースとして世間に放流したので、それで集合知が発動されて、結果、まわしよみ新聞は「みんなのまわしよみ新聞」となった。
権利を主張すると確かに儲かるんかも知れません。しかし文化とはならない。なんでもかんでも金に変えようとする社会はぼくは否定的です。文化を育てようと思うならどんどんとオープンソースにするほうがいい。まわしよみ新聞発案者としての実感です。
カテゴリー: 雑感