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大阪まち歩き大学。桜ノ宮から京橋へ。桜宮神社。目神八幡大神。

2022 年 4 月 27 日

大阪まち歩き大学。桜ノ宮から京橋へ。桜宮神社。目神八幡大神。

目神さまは元は北野、兎我野にあった。眼病が流行り(トラコーマみたいなものか)地域住民が困っていたところ、八幡さまを祀るとたちまち流行病が治まった。それで北野、兎我野に所領地を持っていた源融公が喜んで目神さまとして奉ったという。明治時代までは京都の御室御所からも神饌があったというが、時代の変遷で桜宮神社に合祀された。

源融は紫式部の『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルとされる。あちらこちらに荘園、別荘、別宅を持っていて北野・兎我野(太融寺あたり)もそのうちのひとつだった。

源融は嵯峨天皇の息子で臣籍降下して民間人(源氏)となった。民間人となったが元皇族で、ちょっとそのへんの人間とは血筋が違う。皇族ならもうちょっと分別が必要かもしれないが、もはや民間人だから分別はない。だから、あちらこちらの女性に手を出した。

手を出された女性も無碍に断ることはできない。民間人とはいえ、いうても元皇族。おいそれと袖にはできない。自然とモテるというか、いろんな恋物語が発生したことだろう。

光源氏は源融と全く同じような生い立ち、境遇で桐壺天皇の息子で臣籍降下されたという設定。プレイボーイというが、そもそも女性側は光源氏から声かけられたら断れまへんて。閨閥の時代で、血筋が絶対的な時代ですからな。

だから光源氏は絶世の美男子というが、まあ、正直、ソコソコでも、それなりにモテた思いまっせw


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