輝く都市
2011 年 5 月 4 日
ル・コルビュジエの『輝く都市』構想。人工都市ブラジリアの失敗で懲りたか?と思いきや、まったくデベロッパーも学会も大衆もまったく懲りてない。人間の真実のライフは『輝く都市』なんかにあるわけがない。それは曲がりくねった路地と赤提灯と人目を偲んで寄り添う不倫カップルで構成される。駅前ビル、曽根崎、堂山には、ほんまもんの人間がいる。それは近松門左衛門の『曽根崎心中』のお初・徳兵衛の昔から変わらない。だから美しい。
カテゴリー: 雑感