本日はコワーキングスペース往来で「テーマ新聞」を作成。「まわしよみ新聞」から派生したもので、テーマ(主題)を決めて、それに関連する記事を新聞から数枚切り抜き、さらに自分発信の記事を織り交ぜて、ひとつの「テーマ新聞」を作るというプロジェクトです。
既存の新聞記事(プロフェッショナルが作成した記事)と自分発信の記事(アマチュアが作成した記事)で構成することによって「プロチュア・アマフェッショナルな新聞が出来上がる」というわけです。プロの世界はフォーマットが完成されすぎていて面白くない。アマの世界は自己満足に終わってしまって面白くない。そこでマス・メディアでもなく、パーソナル・メディアでもない。両者の良い部分が重なるようなマージナルな「ミドル・メディア」ができないだろうか?という試みです。
やってみると梅山くんは「ナローワーク新聞」(キャリア・コンサルタント合格おめでとう!)、柿本さんは「てきとう新聞」(「酒と愛」が裏テーマでしたがww)、山口くんは「ごはん新聞」(クオリティ高すぎ!ふきましたww)。社会性と個人性が同居する不思議な、しかし非常に興味深い新聞たちが出来上がりました。これは今後もまた、是非ともやりたいと思ってます。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!^^
■4月23日(火)19時~ 「おーらいコレクション2013春」企画!自分だけの「テーマ新聞」を発行しよう!~エトスによる情報発信~
http://www.facebook.com/events/563520483668791/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/731/
昨日作成した「テーマ新聞@コワーキングスペース往来局」です!左上が山口くんの「てきとうごはん新聞」。右上が柿本さんの「てきとう新聞(裏テーマに「love」「beer」)」。左下がぼくの「てきとう新聞」。右下が梅山くんの「ナローワーク新聞」です。
正直、おもろい。みんな読ませますww
■4月23日(火)19時~ 「おーらいコレクション2013春」企画!自分だけの「テーマ新聞」を発行しよう!~エトスによる情報発信~
http://www.facebook.com/events/563520483668791/
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/731/
いろいろとありまして4/29、5/6に関西学院大学の社会学部で「まわしよみ新聞」をやることになりました。
インターネットの最大の弱点は「検索性に優れすぎている」という部分でして。自分が知りたいと思う語句を検索したら、すぐ、その情報にアクセスできる。情報を取得するプロセスに「迷い」や「紆余曲折」がないんですな。例えば、とある某書を欲しいと思って本屋にいって棚を探しているうちに「おや?」と全然、当初の目的とは違う本が気になってパラパラと中身を捲って「なんとなくこっちを買おう」となって読んでみると、当初、自分が欲しいと思っていた本よりも、なんとなく手にした本の方が面白かった・・・といったような「偶然の幸運」(セレンディピティ)が成立しにくいわけです。人生の醍醐味はこうした意外性の体験だというのにインターネットには、それがないんですな。100%ないとはいいませんが成立しにくい。
目的論的に情報を取得するのではなく(それは結局、自分の世界観を超えません)、無意味に逍遙する中で出会う情報の可能性(それは意外性に満ち、自分の世界を超えた世界を予感させます)。それを体感し、その必要性を訴えるのが「まわしよみ新聞」です。関西学院大学の学生さんたちに、そのメッセージが届くか?どんな反応をしめすのか?ちょっと楽しみですww
■まわしよみ新聞
http://www.mawashiyomishinbun.info/
http://www.facebook.com/mawasiyomisinbun
急にまわしよみ新聞の公式サイトの訪問者数が上がっていてビックリしたら先だっての読売新聞さんの「まわしよみ新聞」の取材記事がサイトに掲載されてましたw 感謝です!m(_ _)m
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=76117
「まわしよみ教科書@足尾銅山鉱毒被害地」より。有名な田中正造の足尾銅山鉱毒事件の被害地図が掲載されていたので比較してみました。左が「清水書院」。右が「帝国書院」です。
「帝国書院」の方が詳しく地図の汚染度合も若干、広いです。とくに「群馬県の太田界隈」が鉱毒に汚染された地域ということになっています。ところが「清水書院」では太田界隈は汚染地域にはなっていません。しかし逆に「帝国書院」では「群馬の館林界隈」が汚染地域になっていませんが、「清水書院」では「館林界隈」が汚染地域となっています。なんでこんなことになってるのかちょっとよくわかりませんが、群馬県の太田や館林界隈に住んでいる中学生たちがこれらの教科書を見たら、一体、なんて思うのか?気になりますな・・・。
■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
国(文部科学省)が検定した中学生の歴史教科書8冊をまわしよみます。「○○社の教科書が正解で●●出版の教科書が間違っている」とかそういうことではなく、また「自虐史観VS自賛史観(自尊史観)」ということでもありません。すべての歴史教科書に敬意を払いながら、それでいて「近代国民国家が教える歴史教育とはなにか?」を可視化し、「世の中にはいろんな歴史教科書があり、いろんな歴史観があるのだ」ということを伝えていきたいと思っています。
5/20(月)18時より大阪・聖天坂のギャラリー「あしたの箱」さんからのご依頼で、「かもめに乗ってドボククルーズ!」のガイドをすることになりました!限定7名の募集です。ご興味ある方はぜひともご参加してください!^^
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あしたの箱 コノユビトマレ ツアー vol.1
「かもめに乗ってドボククルーズ!」のご案内
http://www.facebook.com/events/146918108821233/
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こんにちは
突然ですが、大阪の小さな遊覧船「かもめ御船」をご存知ですか?
「水の都 大阪」の河川、水路を航行するかわいいお船です。
あしたの箱では、工場、高速道路、橋、水門、巨大構造物を楽しむその名も「ドボククルーズ」コースを貸し切り、大阪歩きの達人、コモンズデザインの陸奥賢さんのトークとともにみんなで萠えよう!というツアーを企画しました。ツアーといってもそんなに大層なものでなく「乗りたい方この指とまれ!」みたいな気軽な感じです。夕暮れ時、川面から眺めるひと味違った大阪をご一緒に楽しみましょう。
かもめの御船詳細についてはこちら
http://www.ofune-camome.net/index.html
参加ご希望の方は下記ご確認の上お申し込みフォーム部分をコピペしてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。
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2013年5月20日(月)
18:00 湊町船着場(10分前に現地集合)
20:00 八軒家浜船着場着(航行時間約110分)
その後、陸奥さんガイドによるオオサカ近代建築ナイトウォーク約1時間半
21:30ごろ解散予定
コース:湊町-木津川運河-中之島-八軒家浜
コース詳細はこちらをご確認ください。
https://maps.google.co.jp/maps/ms…(ただし天候、潮位の関係で多少の変更がある場合もあります)
*参加費:3500円(お茶つき。大人子供同額。通常乗り合い4000円のコースを貸切しますので少しお得ですが、万が一キャンセルの場合3日前以降は(5/18以後)100%料金を申し受けます。その場合代理の方のご参加でもOKです。ご了承ください。)
*持ち物:船内は飲食持ち込み自由です。各自お弁当などご持参ください。
*集合場所:湊町船着場
(湊町リバープレイス北側・各線なんば駅26-C出口より3分)
http://g.co/maps/xjx4m
*下船場所:京阪天満橋駅改札階17,18番出口付近
*ナイトウォーク後の解散場所は未定ですが、淀屋橋、北浜周辺になると思われます。
*雨天でも船長さんの判断で安全に影響がない限り出航します。オープンデッキ中心の船ですので各自雨具ご用意ください。その他の注意事項はこちらhttp://www.ofune-camome.net/faq/index.htmlをご確認ください。
*今回7名のみの募集です。お申し込みはお早めに、コノユビタカレ!
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お申し込みフォーム
『かもめに乗ってドボククルーズ』に申し込みます。
お名前(複数参加の方は全員のお名前)
ご住所(代表の方のみ)
電話番号(当日連絡とれるもの)
メールアドレス:
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まわしよみ教科書より。江戸時代の身分別の人口割合についてのイラストがあったので比較。左上は「大阪書籍」、右上は「帝国書院」、左下は「東京書籍」、右下は「日本文教出版」です。
■大阪書籍 総人口約3200万人
①百姓―約84% ②武士―約7% ③町人―約6%
④「えた」や「ひにん」など―約1.6% ⑤公家・神官・僧尼―約1.4%
■帝国書院 総人口約3200万人
①百姓―約84% ②武士―約7% ③町人―約6%
④差別された人々―約1.5% ⑤公家・神官・僧侶―約1.6%
■東京書籍 総人口約3200万人
①百姓―約85% ②武士―約7% ③町人―約5%
④えた身分・ひにん身分―約1.5% ⑤公家・神官・僧侶―約1.5%
■日本文教出版 総人口約3000万人
①百姓―84% ②武士―7% ③町人(工商)―6%
④公家・神主・僧侶・えた・ひにんなど―3%
よく見ると、それぞれ微妙に構成人口の数字が違います。とくに不思議なのが「帝国書院」で全部の数字を足すと(84+7+6+1.5+1.6=100.1)「100.1%」の人口になります。なんで0.1%多いのかww
あと「大阪書籍」「帝国書院」「東京書籍」は「総人口約3200万人」ですが、「日本文教出版」だけ「総人口3000万人」となっています。200万人少ない・・・。
なによりも謎なのが全部、引用が関山直太郎氏の『近世日本の人口構造』であるはずなのに、それぞれ数字が違うということ。同じ資料を用いているはずなのに、なんでこんな違いが出てくるのか?さっぱり謎です・・・。
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■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
国(文部科学省)が検定した中学生の歴史教科書8冊をまわしよみます。「○○社の教科書が正解で●●出版の教科書が間違っている」とかそういうことではなく、また「自虐史観VS自賛史観(自尊史観)」ということでもありません。すべての歴史教科書に敬意を払いながら、それでいて「近代国民国家が教える歴史教育とはなにか?」を可視化し、「世の中にはいろんな歴史教科書があり、いろんな歴史観があるのだ」ということを伝えたいと思っています。個人的には歴史教育では8冊すべての歴史教科書を用いて授業をするのが一番いいと思っていますが(少なくとも2冊を読み比べるだけでも歴史観の差異に気づくと思いますが)、そうすることでようやく「多様な歴史観」が誕生するだろうし、それをみんなでシェアしていきたいと思っています。
本日19時より喫茶EARTHにて「まわしよみ新聞」の予定でしたが、EARTH店長が体調不良で店をお休みしているため、「まわしよみ新聞」も翌週に延期したいと思います。申し訳ございません。
次回は
■4月25日(木)20時~ 喫茶EARTHにて「業界新聞まわしよみ新聞ワークショップ」
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/186/
http://www.facebook.com/events/401703199913662/
になります。
何卒よろしくお願いいたします。
むつさとし拝
先だって実施した「まわしよみ新聞@コワーキングスペース往来」です!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました~!^^
日本の戦前教育の中でも認定された歴史教科書全部(8冊)を用いて、それをまわしよむといった行為なんて、それほど経験した人が多いわけではなく(教科書を作っていた人とかは別としてww)「近代国民国家が教える歴史教育、歴史観とはなにか?」について、いろいろと考える機会になったのではないかと思います。ただ、ぼくがいいたいのは「どの教科書が正解で、どの教科書がまちがっている!」とかそういうことではなく。ぼくらの歴史観というのは結局のところ、誰かの、何かの作為によって作られているのでは?ということです。その世界のカラクリを可視化し、自分の歴史観を絶対視するのではなく、相対化する視点というものを獲得しないといけません。自虐史観にしろ、自賛史観にしろ、非常に単純かつ短絡的で、基本的には同じような歴史観構造の持ち主に過ぎないわけで。パースペクティブに視野を拡大して、複眼的に歴史をとらえる訓練が必要なわけです。近代国民国家幻想、近代歴史観幻想を脱却する試み。そのために必要な訓練行為としてなにができるだろうか?・・・と考えた結果、ぼくなりに出した答えが「国家(文部科学省)が認定した歴史教科書8冊をまわしよんでみる」ということだったわけです。またいろんなところで実施します。いろいろと衝撃でっせww ご興味ある方はぜひともご参加してください!^^
■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
http://www.facebook.com/mawasiyomi.kyoukasyo
先だって実施した「まわしよみ教科書@コワーキングスペース往来」です!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました~!^^
日本の戦前教育の中でも認定された歴史教科書全部(8冊)を用いて、それをまわしよむといった行為なんて、それほど経験した人が多いわけではなく(教科書を作っていた人とかは別としてww)「近代国民国家が教える歴史教育、歴史観とはなにか?」について、いろいろと考える機会になったのではないかと思います。ただ、ぼくがいいたいのは「どの教科書が正解で、どの教科書がまちがっている!」とかそういうことではなく。ぼくらの歴史観というのは結局のところ、誰かの、何かの作為によって作られているのでは?ということです。その世界のカラクリを可視化し、自分の歴史観を絶対視するのではなく、相対化する視点というものを獲得しないといけません。自虐史観にしろ、自賛史観にしろ、非常に単純かつ短絡的で、基本的には同じような歴史観構造の持ち主に過ぎないわけで。パースペクティブに視野を拡大して、複眼的に歴史をとらえる訓練が必要なわけです。近代国民国家幻想、近代歴史観幻想を脱却する試み。そのために必要な訓練行為としてなにができるだろうか?・・・と考えた結果、ぼくなりに出した答えが「国家(文部科学省)が認定した歴史教科書8冊をまわしよんでみる」ということだったわけです。またいろんなところで実施します。いろいろと衝撃でっせww ご興味ある方はぜひともご参加してください!^^
■まわしよみ教科書~国(文部科学省)検定の中学歴史教科書8冊をまわしよんでみる~
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