10/29(火)の東京新聞さんの「メディア観望」にて「まわしよみ新聞」が取り上げられました!
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▼メディア観望
◎広がる「まわしよみ新聞」
持ち寄った新聞を参加者みんなで読み、注目した記事を切り抜いて意見交換する「まわしよみ新聞」という活動が各地で広がっている。大阪で始まって一年、記事を通してコミュニケーションを深める「場」として、大学や高校、地域活動などでも取り入れられている。参加すると、新聞が本来持つ“威力”を発揮していることに気付かされた。
■みんなで読む
この活動を始めた、まちづくりプロデューサー陸奥賢(むつさとし)さん(35)が大阪市内のお寺で開いた「まわしよみ新聞」に出掛けると、参加者は十数人。陸奥さんの進行で、四、五人のグループに分かれ、それぞれ持ち寄った新聞を回し読みした後、一人三本の記事を選び、切り抜く。私は東京新聞を持参したが、神戸新聞や全国紙、スポーツ紙や業界紙などもあり、見出しの大きな記事を選ぶ人もいれば、数行の短信などに注目した人も。
記事のどこに注目し、なぜ選んだかを各人から説明し合うと、こんな面白い話題もあったのかと驚いたり、見落とした記事に「なるほど」と思ったり。次に一枚の紙に貼って壁新聞のようにまとめるのだが、何をトップにして、どんなレイアウトにするかで議論は盛り上がった。最後に日付と「まわしよみ新聞」の題字、切り抜いた編集場所や感想と名前を書いて完成。出来上がったユニークな新聞をグループ毎に発表しあうと、参加者の思いが共有できた気持ちになり、刺激的だった。
■世界が広がる
約二時間、ちょっと変わったワークショップという雰囲気だが、話題が多方面に広がり楽しい。きっかけは昨年、陸奥さんが入った喫茶店で新聞を読みながら客と店主が楽しそうに話している姿を見て「みんなで新聞を読んで意見交換のネタにすれば盛り上がる」と思い付き、仲間で始めたことからだった。
「インターネット情報検索は便利だが、関心・興味のある情報ばかり収集して自分の世界を狭くする傾向がある。それに対し新聞は、見出しの大きさや記事の文字量、配列などで社会的ニュース価値を察知し、関心のない情報にも触れ、自然と世界が広がる。“みんなで読む”ことで、多様な意見が聞け自分の考えが揺さぶられる」と陸奥さん。
■原点を再認識
コミュニケーション・ツールとして新聞を活用する「まわしよみ」活動が、分野を越えた“人むすび”の手法として全国的に拡大中だ。まちづくり勉強会や学校の授業のほか、老人ホームの集まりや婚活パーティーなど多様な場でも、本音の交流を促す道具として取り入れられている。
アナログ的手法で誰でも参加できる交流広場づくり。一人ではなく、みんなで読むのが新聞の原点だと再認識させられた。 (読者応答室)
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本日10/29(火)の東京新聞さんの「メディア観望」にて「まわしよみ新聞」が取り上げられました!^^ 「大阪メディフェス2013」にご参加いただいた鈴木記者のコラムです。鈴木さん、ありがとうございます~!m(_ _)m東京、関東界隈の方はぜひとも東京新聞を買ってみてください~!
■東京新聞
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■まわしよみ新聞
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