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「タイムトラベルまわしよみ新聞」のススメ

2014 年 4 月 18 日

日本で最初の近代新聞「官板バタヒヤ新聞」が文久2年(1862)に発行されてから150年余。新聞は基本的には「今日的なもの」ですが、この「今日的なもの」が連綿と積み重なった近代新聞のアーカイブの情報量たるや凄まじい。経済、政治、事件、外交、戦争、生活、文化、流行、芸術、社会、人物など、ありとあらゆることが掲載されているわけで、まさに「近代日本とはなにか?」ってことは「新聞アーカイブ150年」を読めばわかります。この「新聞アーカイブ」が何も利用されずに放置されているとすれば、これほど勿体ない現状はないわけで。「まわしよみ新聞」は、こうした「新聞アーカイブ」を活用することで、非常に面白い新聞を作ることが出来ます。

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そこで関西学院大学社会学部の鈴木謙介准教授と白波瀬達也助教と一緒に、大学の新聞アーカイブを利用して実施したのが上記の「終戦記念日まわしよみ新聞」。1945年から2011年までの「終戦記念日」に発行された新聞をプリントアウトして「まわしよみ新聞」を作ろうという企画でした。
http://www.mawashiyomishinbun.info/archives/1051/
http://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/news/2013/news_20130709_008024.html

これは、でも、ぼくの方からの企画立案だったので「誰かこういうことやらへんかなぁ~?」と思っていたら、ついに吹田市のラコルタさんと千里ニュータウン情報館さんがやってくれましたw
■まわしよみ新聞@千里ニュータウン情報館~昭和45年の新聞で壁新聞をつくろう!~
http://suita-koueki.org/140523event/

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まだ実施してないのでわからないですが、恐らく、かなり面白い、ユニークな「まわしよみ新聞」が出来上がるだろうと思います。こういう「昔の新聞」を用いてみんなが話し合う、まるで時間旅行を体感するような「タイムトラベルまわしよみ新聞」の企画が、今後も増えることを大いに期待してます。大学図書館にいけば、色んな過去の新聞が閲覧やプリントアウトできるので、大学生の皆さんには、とくにオススメですよ~!^^


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