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大阪まち歩き大学。佐渡島留学編。佐渡國一宮。度津神社。

2022 年 4 月 3 日

大阪まち歩き大学。佐渡島留学編。佐渡國一宮。度津神社。

度津と書いて「わたつ」。「わた」は「海」の古語。おそらくは海神(わたつみ)が訛って「わたつ」になったと思われる。佐渡島は島ですから一宮が海神を祀る宮であるのは当然といえる。

ただ御祭神は興味深いことに五十猛尊(イソタケル)とか。イザナギ、イザナミの孫、スサノオの子で、航海の神でもあるが基本的には林業の神として祀られる。いろんな樹木の種子を天界から齎し、スサノオと一緒に新羅に渡りますが風土が合わない。日本に土の船で渡って(だから航海の神でもある)、あちらこちらに植林を行い、それで日本国中を緑豊かな風土にした。

上方では林業の盛んな和歌山で有名で、あちらこちらに祀られている神さまというイメージだが、佐渡島一宮の御祭神なのは色々と気になるお話。

ただ佐渡といえば金山だが金の精錬には当然、大量の薪、木炭が必要となる。豊かな森林資源があるから金山経営も成立する。佐渡島、金山の繁栄は植林の神・五十猛尊のおかげともいえる。



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