西欧文明に対して天晴と思うのは、正義か?悪か?の二元論となると、どれだけ血を流してでも、最後は正義を選んできたこと。今回、回避できても、おそらく、いつかアメリカはデフォルトを選択するだろうと、ぼくは推測してます。それは結局のところ、西欧文明が資本主義を否定する日となります。大恐慌、大戦争もありえるし、本当になにが起こるかわからない。恐ろしいことになりますが、まさに文明の大転換となる。歴史が動く。そういう瞬間を見たいという気もします。
■米債務上限引き上げ、上院は合意 混乱回避へ前進 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1604A_W3A011C1EA2000/
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明日は大阪府高齢者大学校の授業で太子・山王・飛田界隈のまち歩き。宗右衛門町→道頓堀→千日前→日本橋→新世界→釜ヶ崎・・・と毎週毎週、ディープなアジールまち歩きを続けていて、その最後の締めくくりです。毎年やってるんですが、これがまた超絶大人気授業で・・・これは、ぼくのガイドというよりも、まちが面白すぎるんですな。
光ばっかりみてると、人間の眼は何も見えない状態に、要するに「ホワイトアウト」してしまいます。モダンな近代建築や立派な大伽藍や美しい町屋もええですが、そればっかり見ていても、まちのことは、なんにもわからない。光と闇が混ざって、はじめて、人間はモノが見える。闇を認識することで、光を認識する=光が観える=「観光」が成立するわけです。そもそも人間さまがええとことわるいとこ、善と悪、光と闇が混ざってる存在なわけで、その人間さまが創るモノ=まちが、光だけっておかしいわけです。そんなわけがない。光と闇があるから、はじめて、まちやといえます。
ぼくがアジールやら大阪七墓やらを案内するのは、大袈裟にいうと、そういう観光哲学に立脚するからですが、いったん、そういう観点でまちを捉えなおすと、今までとは、まるで違ったまちに観えてきます。これが、文句なしに、おもろい。今度の27日のJR環状線まち歩きが、ちょうどその辺とリンクします。よろしければぜひとも。
■10/27(日)10時より【全20駅制覇を目指して!古地図片手にJR大阪環状線まち歩き】第7回!天王寺駅から新今宮駅までを歩く!
http://www.facebook.com/events/487615078002021/
「オープン台地vol.4」の公式サイトがオープンしました。連携企画で12/7(土)10時より「上町台地モダン寺巡礼ツアー~鉄筋コンクリ寺の美と魅力~」をやります。ご興味ある方はぜひとも^^
■12/7(土)10時より「上町台地モダン寺巡礼ツアー~鉄筋コンクリ寺の美と魅力~」(「オープン台地 in OSAKA vol.4」連携企画)
http://www.facebook.com/events/656250961061348/
■「オープン台地vol.4」公式サイト
http://uemachi-hope.net/open-daichi/
「ぼくがいないと成立しない」という「作家主義」ではなくて、ある種の「集合知」のようなもので、勝手に成長し、拡大し、変容していくような、そんなプロジェクトをやってみたかったんですな。それが「まわしよみ新聞」や「直観讀みブックマーカー」を産んだ「いつでも、どこでも、だれでもできる=コモンズ・デザイン」の基本的な発想でした。とくに「まわしよみ新聞」は開始してから、わずか1年で北は東北、南は九州まで全国60箇所以上(カフェ、コミュニティ・スペース、寺社、住み開き拠点、大学、英語塾、老人ホームまで)で実施され、最近は「婚活」や「講談師との連携」なんて多様な企画も出てきてますから。ぼくの当初の意図を遥かに凌駕したプロジェクトになっています。「オープンフリー&オープンソース」を謳い文句にワークショップを展開し、参加者が「これおもろい!やってみたい!」と企画者となり、またその企画に集まった参加者が企画者となり・・・というような好連鎖反応を繰り返した結果、こうなりました。今後、どういう新聞が出来るのか?僕個人にも全くわかりませんが、ひとつわかることは、もはや創始者のぼくの意図や狙いを完全に超越して「まわしよみ新聞」は「みんなのまわしよみ新聞」になっていること。ありがたい話で、いろんなカタチでこの活動が世の中に広がればええなあと願い、祈ってます。
ちなみに本日は福岡県福岡市の「桜坂山ノ手荘」(中央区桜坂3-12-81)の「NEWS cafe×space R design vol.5」で「まわしよみ新聞ワークショップ」が実施されます。
■NEWS cafe×space R design vol.5 ~まわしよみ新聞ワークショップ~
http://www.facebook.com/events/173298859529534/
福岡県界隈の方はぜひとも^^
※あと、みなさんもぜひとも「まわしよみ新聞ワークショップ」をやってみてください。ご自分でワークショップの企画者、主催者となって参加費(大体みなさんは500~1000円ぐらいをとっておられるようです)をとっていただいても全く構いません。何卒よろしくお願いしますm(_ _)m
■まわしよみ新聞の作り方
http://www.mawashiyomishinbun.info/manual/
やります!ご興味ある方は、ぜひともご参加を~!^^
【HANARART2013企画】■11/2(土)10時より「奈良リバース・ツーリズム~万葉人と一緒に平成の奈良を歩いて現代アートを和歌で詠む!?~」
http://www.facebook.com/events/426233440815442/
ある朝、猿沢池に浮かんでいた!?という怪しい二人組、村花寛周(むらはなのひろちか)と陸奥賢麻呂(むつのさとしまろ)。第一発見者・山本あつし氏によると彼らは奈良時代の貴族であり、遣唐使船に乗っていたところ大嵐のために遭難し、気がつけば平成の奈良にタイムスリップしていたのだとか。混乱する二人は自分たちの住んでいた奈良の都へ帰りたいと願い、陰陽師の寛周が占うと、霜月の始めの土の日の夕刻までに二人が心の琴線に触れるものと出会うことで時の扉が開かれると出ました。そこで今回、二人を帰すために、山本氏と一緒になって『奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013』に展示されている現代アート作品を巡り『和歌』を読む人を募ります。果たして現代アートは歌人の二人を感動させることが出来るのか?そして参加する人が作る歌は二人を無事に奈良時代へと帰すことが出来るのか!?・・・奈良時代からの旅人と現代のまちを歩くことで、きっといろんなことが見えて来ることでしょう。参加者がガイドされるのではなく、逆にガイドをするという前代未聞の『逆転観光(リバース・ツーリズム)プロジェクト』。日本の観光の歴史が変わります!ぜひともご参加を~!
【集合日時】11月2日(土)10:00(16:00終了予定)
【集合場所】「近鉄奈良駅」行基像噴水広場集合
【参加費】2000円
【定員】10名
【申込】以下の専用フォームからお申し込み下さいm(_ _)m
http://form1.fc2.com/form/?id=876871
■奈良リバース・ツーリズム公式ブログ
http://reversetourism.tumblr.com/
山本あつし氏が2人を発見した経緯や、2人のプロフィールなどはこちらをご参照ください。
■奈良・町家の芸術祭HANARART2013
http://hanarart.main.jp/
※この企画は『奈良・町家の芸術祭HANARART(はならぁと)2013』の『もあ』部門参加企画です。
【企画・制作】ハナムラチカヒロ、陸奥賢、山本あつし
【出演】ハナムラチカヒロ、陸奥賢
【ストーリーテラー】山本あつし
【イラスト】高安絵美
【撮影】前川俊介
【衣装提供】山口千代子
或る時期の子供はアンパンマンにかぶりつきになるわけで。これ、なんなんやろか?って思ってましたがアンパンマンの顔って明らかに「おっぱい」なわけで。それが「ぼくをお食べ」とかいうわけやから、こりゃあ子供はたまらんなぁと思った次第。合掌。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97
画像は「新聞はいま、誰が読んでいるのか?」より。
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=9150
結構、衝撃でした。そして危機意識が芽生えてきました。これはまぢでやばいぞ、と。
日本のジャーナリズムは、なんだかんだで新聞メディアが主力です。政治家が、官僚が、企業が、記者会見をする。そのさいに、フリーのジャーナリストや市民メディアの関係者というのはなかなか会見の場に入ることができません。中に入ろうとしても、どこの新聞社ですか?記者クラブに入っていますか?というようなことが、まず問われる。欧米では「I’m journalist」と名乗れば、だれでもフリーパスで中に入れるのに、日本では、いまだに、そういう非常に閉鎖的な構造になっています。そもそもは政治家や官僚や企業が悪いのですが、しかし新聞社や記者クラブも、フリージャーナリストや市民メディア、ネットメディア関係者などを、どこの馬の骨かわからない存在として排斥する気分があって、ある種の「既得権益」を守ろうとしている部分もあります。まずこれを是正しないといけない。できれば早急に。
それで、調査結果に話を戻すと、要するに今後、世の中の人はどんどんとネットに偏重していき、世の中のニュースを知る手段も大部分はネットになっていくということなんでしょうが、しかしネットニュースの情報源というのは、現状では新聞社、新聞記者が金と時間、コストをかけて入手してきたニュースソースが大部分なわけです。日本ではフリーのジャーナリストや市民メディア、ネットメディア関係者の記事というのはほとんど見られません(コラムや批評は別ですよ。そういうのも、最近はたまにネットニュースでも上位にきますが、しかしコラムネタにされる、批評される元ネタ=そもそもの情報源は、やっぱり新聞だったりするわけです)。だから新聞を有料購読するのではなくて、インターネットで「無料」で見る人が増えると、一体、どういうことが起きるのか?端的にいえば、新聞社にお金がまわらないということになる。新聞社にお金がまわらないとどういうことが起きるのか?というと、取材力や記者の質がどんどんと劣化していく・・・。
「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する」とはイギリスの歴史家ジョン・アクトン卿の有名な言葉ですが、そういう権力が腐敗しないように監視する「社会の公器」としての役割というのがジャーナリズムにはあります。そして、日本のジャーナリズムの主流を担っている新聞が弱体化することは、非常に危い社会状況を生みだしかねないわけです。「へぇ。いまの若い人や学生は新聞とか全然読んでないんやなぁ~」で終わる話ではないわけです。とくに日本のメディア状況を鑑みると。
もうちょっとみなさん、新聞をちゃんと買って読みましょう(そして、できれば「まわしよみ新聞」しましょうw)。そして新聞社、新聞記者、記者クラブのみなさんはメディア報道の規制緩和を。世の中のネット偏重の流れは変わりませんから、新聞に替わる「社会の公器」を、ちゃんと用意、担保しておかないといけない。そのためにも、もっとフリージャーナリストや市民メディア、ネットメディアなどを現場に入れてほしいですな。残念ながら、新聞だけで日本のジャーナリズムを支える時代は終わりました。もっともっとメディアは多様化しないと、本当にこの国の行く末は恐ろしいことになります。
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直観讀みブックマーカーでお世話になっております!の「まちライブラリー@大阪府立大学」さんが読売新聞さんに主催されました。さらに取材が「直観讀みブックマーカー」の時だったので、その様子が写真素材として使われておりますw よろしければご笑覧くださいm(_ _)m
■読売新聞「まちライブラリー広がる 本持ち寄り交流の場に」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131013-OYO1T00233.htm
本を巡って会話が弾むまちライブラリー(大阪市浪速区で)=原田拓未撮影
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ちなみに2014年3月まで、毎月1回「まちライブラリー@大阪府立大学にて直観讀みブックマーカーを作ろう!」をやっております。よろしければぜひともご参加を!^^
■11/1(金)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/211047325732730
■12/13(金)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/212387572270613/
■1/21(火)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/535277829898220/
■2/20(木)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/1389810807920961/
■3/20(木)19時より「まちライブラリー@大阪府立大学」にて「直観讀みブックマーカー」を作ろう!
http://www.facebook.com/events/590555687677053/