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2014 年 2 月 14 日 のアーカイブ

■3/17(月)10時より『境界をゆくvol.2 コモンズツーリズムの起源?七福神巡りを巡る(浅草名所と、都七福神)』やります!

2014 年 2 月 14 日 Comments off

東京ウィークの企画第2弾!3/17(月)10時より『境界をゆくvol.2 コモンズツーリズムの起源?七福神巡りを巡る(浅草名所と、都七福神)』やります!
http://www.facebook.com/events/422161284585390/

都市の中のツーリズムということで吉原の「七福神信仰」について歩いたり、色々と考えてみようというものです。七福神はみんな漂流神でマレビトです。実に面白い。またまた話があっちこっちに飛びまくって意味不明になると思いますがw ご興味ある方はぜひともご参加を~!

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■3/17(月)10時より『境界をゆくvol.2 コモンズツーリズムの起源?七福神巡りを巡る(浅草名所と、都七福神)』やります!
http://www.facebook.com/events/422161284585390/

陸奥賢(観光家)と岸井大輔(劇作家)の2人でちんたらやっている『境界をゆく』シリーズ。第1弾は東京と大阪のメイド喫茶巡りでした。第2弾として、東京と京都の七福神を巡ります。

七福神は江戸時代にできた不思議な習慣です。当時人気があった神様を全員一つの船にのせてしまったもので、七福神相互に共通する世界観は何もありません。仏教、神道、道教の神が仲良く並んでいます。

日本人らしいいい加減さだなあ、とは思います。でも、今私たちに必要なのは、多様さを認めるセンスではないでしょうか。日本にある、コモンズを巡る方法を歩きながら考えてみたいと思います。

今回は日本で2番目に盛んと言われている浅草名所(などころ)七福神を巡ります。いずれ京都の都七福神を巡り、比較をしたいと計画しています。

ゲストに吉原弁財天を自腹で復旧させた男、吉原芸術大サービス(※)のキーパーソン吉原さんをお招きします。
http://www.asakusa7.jp/map.html

■予定
10時 日比谷線南千住駅南口方面改札前待ち合わせ
10時→12時 石浜神社(寿老人)→橋場不動尊(布袋尊)→待乳山聖天(毘沙門天)→今戸神社(福禄寿)
12時→15時 今戸橋で吉原さんと待ち合わせ→山谷堀を吉原まで歩きながら、吉原の話をきく→吉原神社(弁財天)→鷲神社(寿老人 2柱目)→吉原で昼食休憩
15時→17時 矢先神社(福禄寿 2柱目)→浅草寺(大黒天)→浅草神社(恵比寿)

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■「吉原芸術大サービス〜春一番〜」関連企画
吉原芸術大サービスとは、今回巡る浅草七福神のひとつである吉原神社周辺で行われる現代美術と伝統芸能の芸術祭です。吉原は、かつての遊郭、そして現在はソープランドがたち並ぶまちとして知られています。しかし、下町の文化が根付いて居る部分や、新しく建てられたマンションなど、さまざまな視点でみることが出来るまちです。現在、2014年の4月5.6日(金・土)の開催に向けて準備を進めています。今回は、参加アーティストである岸井大輔さんのご好意で、関連企画とさせていただくことになりました。

*吉原芸術大サービス 企画概要
[ 日にち ] 2014 年 4 月 5・6 日(土・日)(2日間の開催)
[ 時間 ] 10:00~19:00(仮)
[ 会場 ] 千束3・4丁目(吉原界隈)
[ 主催 ] 吉原芸術大サービス実行委員会
[ 共催 ] アトリエ空鼠
[ 後援 ]吉原地域七カ町、吉原神社

公式HP:http://yoshiwarasuperartservice.tumblr.com/
公式FBページ:https://www.facebook.com/yoshiwaraartsurvice
公式twitter:https://twitter.com/YSWR_artsurvice

また、資金の一部をCAMPFIRE(クラウドファンディング)で募っています。企画の経緯が分かりやすく掲載されている動画もあります。ぜひ、ご覧下さい。
http://camp-fire.jp/projects/view/908


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小さい偶然

2014 年 2 月 14 日 Comments off

記紀神話によれば、イザナギとイザナミが舞い降りて、国産みをした場所が「おのころ島」。「おのころ」いうんは「おのずところがる」(自ら転がる)という意味で。つまり偶然に身を任せることが、最大の神性や霊性を呼び起こす。

そもそも、この世に誕生することが偶然の所作なんですな。男と女がセックスしても受胎するかどうかは全くわかりませんから。意志ではなく偶然によって人間はこの世に生まれてくる。ぼくらは偶然、誕生し、この世に強制的に投げ込まれたわけです(ハイデガーのいうところの被投性ですわw)。世界を創造(また破壊)する、圧倒的な力が、偶然には宿っている。

しかし近代人は大抵、都市の中にいます。都市にいると、あらゆるものが人工です。都市的人工空間に囲まれていると、なんや世界全体を制御できるような気がしてしまう。ほんまはそうやないんです。人工(都市)の外は偶然性(自然)の驚異に常にさらされている。いきなり大地が割れ、海の水が都市に襲いかかってくる。そういうこともある。

また人間そのものも、よくよく観光(これをぼくは内観光といってますがw)してみれば、じつは自然性に満ち溢れている。セックスしても受胎するかどうかわからないのは、ぼくらが自然物であるからです。こんなのは当たり前のことなんですが、人工都市の中にいると、どうもそれがようわからなくなってくる。

要するに世の中には「大きい偶然」(地震や津波など)や「小さい偶然」(受胎や恋に落ちるとかw)があるいうことですわ。そして、「直観讀みブックマーカー」はこの「小さい偶然」を用いて遊びましょか?というもんです。

なんでそんなことをするのか?人工都市の中にいるぼくらは「偶然の力」を見くびっているか、気づいてないからですわ。「小さい偶然」でもいいから、それを数多く体験することで、ぼくらは間違いなく「偶然の世界」に生きる「世界内存在」(あ。またハイデガーでてきたww)であることを認識しようというわけです。

我ながら、直観讀みブックマーカーは、じつに深い。そして何より、面白いww

※以下の画像は梅山くんが作成した『与謝野晶子童話集』の直観讀みブックマーカー。「ほんとうにお前は困った虫だ」。

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