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2014 年 2 月 9 日 のアーカイブ

「住み開き直り」

2014 年 2 月 9 日 Comments off

「住み開き」は「住み開き直り」でないと成立しないのではないか?という気がしています。「住む」と「開く」を一緒にする事は簡単なように見えて、実は非常に難しい。これが出来る人はすでに普段から「公共」というのを弁えて生きている人です。そんな人は別に普段が公共的なライフスタイルだから、あえて「住み開き」なんてことをしなくてもいい人でしょう。生きていることで開いている「生き開き」であるわけです。しかし大部分の人はそうではない。近代以前はそうではなかったかも知れませんが「個」というものが確立した近代以降となると「住む」と「開く」は基本的には相反する条件となります。結局どこかがでムリが生じて「開き直り」で住んだり、開いたりすることでしか成立しえないことになる。ちなみに劇作家の岸井大輔さんは「住み開きは大阪では成立するが、東京ではなかなか難しい」といいます。ぼくは東京の住み開きの事例はほぼ知りませんが、大阪と東京の都市の公共性や歴史性を考える(このへんのことは以前に「東京の条件と大阪の条件と」で書きました)と、そう言わはるのも判る気がするわけです。

そういう意味で「住み開き」も「DJ話芸」もアサダワタルくんの「イリュージョン編集」といえます。編集した結果、普通はスマートになったり、楽になったり、スッキリしたり、便利になったり、効率がよくなったりするもんなんですが(実はこの手の編集の達人は岩淵拓郎さんです。このひとは「手を抜く天才」でもありますww)、アサダくんの編集はそうではなくて全く真逆のベクトルで、編集した結果、よりややこしく、より複雑で、よりカオスモスで、より意味不明で、よりイリュージョンになるんですな。これが彼の日常編集家としての天才性であり、アーティスト性であるといえます。ヘンな男やでww

※ちなみに、だから「住み開き」をやめようではなくて、大変だが、それだからでこそ、「住み開き直り」を覚悟して「住み開」かないといけないということです。住み開きは言葉としては簡単ですが、行為として決して簡単ではないということ。イリュージョンですから。でも「住み開き」をやることは素晴らしい価値がある。あなたの中の「公共」を育てるという意味で。


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名古屋初のまわしよみ新聞発行!

2014 年 2 月 9 日 Comments off

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名古屋初のまわしよみ新聞!やっぱり「名古屋色」(金鯱!)が出たまわしよみ新聞になりましたねww ご参加いただいた皆さん、ほんまにありがとうございました~!^^

「まわしよみ新聞」は「いつでも、どこでも、だれでもできるコモンズ・デザイン」で、自由にやっていいオープンフリー&オープンソースのワークショップ・メソッドです。参加費をとって有料イベントとして開催していただいてもかまいません(大体、みなさん500円から1000円ぐらいの参加費をとっておられます)。ぜひまた色んなところでやってみてください~!m(_ _)m

■まわしよみ新聞の作り方
http://www.mawashiyomishinbun.info/manual/
「作り方」と「コツ」はこちらをご参照くださいm(_ _)m


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長者町にて延藤安弘先生と会う

2014 年 2 月 9 日 Comments off

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名古屋・長者町入り!色んな偶然が重なって、憧れの延藤安弘先生とようやくちゃんとお話することができました。

「西山夘三」「もやい住宅Mポート」「コーポラティブ住宅ユーコート」「まち再生の術語集」「長者町カルタ」などなど色々とお教え頂く。正直、ほんまにビックリしました。蒙が開かれるとはこのことです。こんな建築家、まちづくりの先生が世の中にいたとは…名古屋・長者町が本気で羨ましい。

また何度でも遊びにきたいまちです。先生、ほんまにありがとうございましたm(_ _)m 訓ちゃん、萌ちゃん、名畑さんもほんまにありがとう~!( ´ ▽ ` )

※画像は先生に「直観讀みブックマーカー」をやってもらった瞬間ww

■直観讀みブックマーカー
http://tyokkannyomibookmarker.info/


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延藤安弘×ハンナ・アーレント×直観讀みブックマーカー

2014 年 2 月 9 日 Comments off

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延藤先生のFB記事より。さっそくハンナ・アーレントの著書を用いて直観讀みブックマーカーで遊んでいただいたようです。ありがとうございます~!^^

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突然、大阪から「まちを、もっとおもしろく NPOまちらぼ代表」陸奥賢さんが来訪!まわし読み新聞や、大阪七墓巡り復活プロジェクトなど、型破りのオモロイことやってはるお人であることは、FBで知っていたが、直接あって話しを聞いてみると、こいつはただもんではない!一言ひとこと触発されるやんか!

拙著「こんな家に住みたいな」の直観読みブックマーカーをいきなりやってみる。偶然の出会う文に不意打ちのメッセージの力。いま手元の一冊「ハンナ・アーレント <世界への愛> 」(中山元)を直観読みで、あるページを開く。

「思考の欠如が、他者の立場に立って考えるという想像力の欠如が、この巨大な根源悪をもたらしたのである。」(P.313)

これは昨年末に見た映画「ハンナ・アーレント」のエッセンスではないか?直観読みブックマーカーは、一人でやっても、自己の内に眠っていた意識を呼び覚ますが、グループでやれば、異なった考え方の相互浸透・相互触発により、思いがけない発見が生まれそう!そのうち、長者町で陸奥さんをお呼びして、直観読みブックマーカー・ワークショップをやろう!


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