大阪府高齢者大学のまち歩きガイド科の講師をやってるんですが、これがまた毎回面白い。今日はみんなで作ったまち歩きマップの発表会。これが歴史やないんですな。「ここに住んでた」「ここで見合いした」「ここの街道で夜店が出て楽しかった」。
まち歩きは歴史散歩とは違います。史跡巡りとも違う。まちは過去と未来を結ぶ現在進行形のものだから。ヒストリー(歴史)ではなくてライフ(人生)を語って、初めてまち歩きとなる。エクスペリエンス・デザイン。実体験、経験や体感が反映される逍遙観光こそがまち歩き。当事者の、他者のライフの縦糸、横糸がいくつもいくつも紡がれて立体交差化していき、まちひとつだけなのに信じられないような圧巻の物語絵巻が出来上がってくる。ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』の「意識の流れ」の細流が集まって、まるで「意識の大河」となるような。
ぼくは一応、講師なんですが、毎回、生徒の皆さんから物語を拝聴してます(それを呼び起こすために、誘い水として、ぼくはまちの物語を語ります)。市井の人たちの物語やからええんですな。学者、先生の研究とは違う。じつに面白く、有難い仕事です。感謝。
中国新聞の蓮池新聞舗さんが広島大学の学生さんと「まわしよみ新聞」を実施してくれました!学生さんに好評だったようで、よかったです。ぜひ次は広島大学でもやって欲しいな〜。ご参加してくれた学生さん、ありがとうございました〜!( ´ ▽ ` )
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先日、広島大学の学生さん2名と「まわしよみ新聞」をしました。まわしよみ新聞とは・・・
https://www.facebook.com/mawasiyomisinbun
http://www.mawashiyomishinbun.info/
私は大学生の方と「まわしよみ新聞」をするのは初めてでしたので、「最近の大学生はどんな記事に興味を示すのか」非常に楽しみでした。一人暮らしということもあり、普段新聞はほとんど読まないという二人ですが、今回は3紙(中国・日経・産経)を1時間かけてじっくり読んで頂きました。そんな二人が選んだ記事は・・・
・福山市の市民提案型「協同のまちづくり」
自らの出身地である福山市のにぎわい創出に関心がある。駅前の活性化も推し進めて欲しい。また将来的に自分も地元の発展に貢献したい。
・アップルの苦手課題
ジョブス自体がエクセルを好きなのに、なぜ多額の開発費を投じてナンバーズを売ろうとするのか。
などなど・・・さすがに広大生ですね。新聞記事からご自身の将来の展望を語ってくれたり、アップルの販売戦略に疑問を呈したりしてくれました。また、嬉しいことに、「新聞久しぶりに読むと面白い」「自分の意見を発表する訓練になって役立つ」、「また是非やって欲しい」という意見も頂きました!近く社会に出る学生さん達に、国内外の幅広い知識と自分の意見を持ち、どんどん発信して、日本を引っ張って行ってほしいですね。
「まわしよみ新聞は、まわしよみ親聞(=親しい人から記事を聞く・記事を聞いたり話し合ったりして親しくなる)」とはメディアプラネット代表の玉川さんの言葉。
これ、聞いた時に「なるほど!親聞とは、なかなか深い言葉やなあ」と思ってたんですが、玉川さんとお会いして、この話になったさいに、実は「まわしよみ新聞ワークショップ」に参加した若者が、みんなで作成した「まわしよみ新聞」にタイトルを書こうとして、たまたま間違えて「まわしよみ親聞」と書いてしまったのだとか。それをキッカケにして「あ。でも、そういわれると、そういうもんやなあ…」と気づいたとか。
偶然の、誤謬の、失敗の、面白さ。こういうの、大事ですな。ほんまに。
またまた面白そうな企画が九州・西日本新聞社さんよりやってまいりました!「経済」をテーマに「まわしよみ新聞」を作成して、専門家(九州経済情報がギュギュっとつまった西日本新聞経済電子版qBiz編集長)さんにコメントをもらう!というもののようです。「経済」にご興味ある方はぜひともご参加を!^^
■【西日本新聞qBiz×まわしよみ新聞】参加者+qBiz編集長の視点で「そうだったのか!九州経済」となるか!?活かし方はあなた次第☆
http://www.facebook.com/events/231571717026470/
そうだったのか!と思わせてくれる池上彰先生のように、九州経済ってそういうことか!って思いたくありませんか?笑
まず地元のニュースなら地元新聞社の新聞やTVニュース、WEBを見てれば十分か?いえいえ、あくまでそれは情報にすぎないのでそれをどう自分の中に吸収するかが重要だと思います。そういう意味でまわしよみ新聞はおもしろくて、多様な視点で記事の解釈が共有できるので、たくさんの気付きが得られます。
次に、経済って何となく分かるような分からないような感じじゃないですか?経済面ってとりあえずスルーしたくなります・・・ですが、まわしよみ新聞スタイルで新聞見ながら、みんなが経済記事だと思うものを自由に切り取って、みんなの九州経済紙面を作ってみるとどうでしょう?何か色々と発見できそうじゃないですか?池上彰はいませんが、九州経済情報がギュギュっとつまった西日本新聞経済電子版qBiz編集長も来てくれるので、きっといい解説とか聞けますよ!(プレッシャーw)
※qBiz:http://qbiz.jp/
就活にいかすもよし、日々の情報収集をワンランクUPさせるもよし、とっつきにくい経済、そして身の回りの九州経済をよく知って、そうだったのか!と一緒に言いましょう♪
※まわしよみ新聞とは
新聞を持ち寄り、「面白い!」「興味深い!」記事を切り抜き、参加者同士でプレゼンしながら、新しく新聞を再編集します。多様な視点から新聞を読み解くことにより、より幅広い知識が増え、世界観がひろがります。
http://www.mawashiyomishinbun.info/
≪ワークションプ概要≫
・日時:2014年2月28日(金)19:00~21:00
・会場:FUture Studio 大名+(福岡市中央区大名2-8-18天神パークビル4F)
・参加費:500円(お菓子+飲み物)
・定員:12名
・条件:18歳以上~30代まで
・主催:Future Studio 大名+
・協力:西日本新聞社
≪タイムテーブル予定≫
19:00 開始、説明、アイスブレイク
19:15 その日付の新聞を読んで切り抜きタイム
19:40 切り抜いた記事についてプレゼン共有タイム
20:00 みんなの九州経済新聞まとめタイム
20:30 各グループより発表+qBiz編集長コメント
21:00 終了